小樽市篤志者表彰に有田氏と画家の高橋氏 油彩画寄贈

 小樽市(迫俊哉市長)では、龍徳寺の有田弘宗氏と画家の高橋好子氏から、市立小樽美術館(色内1)へ油彩画5点の寄贈があり、3月29日(火)14:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、高橋氏が出席し篤志者表彰を行った。

 

 有田氏からは工藤三郎(1888〜1932)の油彩画1点、高橋氏から油彩画5点が寄贈され、小樽市表彰規則第2条第2号の規定により、2名を篤志表彰した。

 

 高橋氏は1927(昭和2)年小樽市に生まれで、現在95歳。小樽高等女学校を卒業し、市内小中学校で教員として勤務。

 

 子どもの頃から沢山の作品を描き続け、1946(昭和21)年第1回全道展に初入選し、1947(昭和22)年・1948(昭和23)年にも入選を果たしている。1946(昭和21)年〜1971(昭和46)年に「人」を主題として水彩画を描き、命の謎を思い求め、東京の美術館で見たゴッホなどの絵に感動して、1955(昭和30)年から油彩へ移行。「空」を主題に作風ががらりと変化した。寄贈作品は、100号サイズ「空」4点と6号「風鈴」の1点。

 

 こどもの頃、幼い弟が一晩で病気で亡くなり、「生きること、死ぬこととは何か」と考え、教員となってからは、子どもたちが可愛くて、弟の代わりに子どもの人物画を描いていた。

 

 高橋氏は、「絵は、描いている人の心の世界と見ている人の心の世界の出会いによって見えてくるもの。言葉に表せないものを絵にしている。心を空にして、作品の前に立ち、感性で見ると分かり、全力で感じとってもらいたい」と話した。

 

 迫市長は、西陵中学校時代に教員の高橋さんに出会っており、和やかな歓談が進められた。今回の寄贈品による展覧会を今後予定している。

 

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