サンショウウオを知って!小冊子完成祝パネル展

 北海道サンショウウオ保全プロジェクト(高橋匠美代表)では、サンショウウオについてもっと知ってもらおうと、4月3日(日)〜17日(日)に、ウイングベイ小樽(築港11)2階喜久屋書展前でパネル展を開いている。

 

 パネル展では、前田一歩園財団の助成により完成した小冊子「自然の神秘エゾサンショウウオの繁殖と産卵」の内容を6枚で、89年ぶりに発見された幼形成熟のサンショウウオについて、先日講演した北海道大学苫小牧研究林岡宮久規研究員の協力で6枚を展示している。

 

 岡宮研究員の協力によるエゾサンショウウオ産卵地の自然環境の保全促進を図る目的で作成された小冊子を、同会場で配布。

 

 これまで研究者による調査例が少なく、不明な点が多いとされてきた繁殖の水中撮影に成功。産卵を1か月以上にわたり記録し、研究した繁殖の様子をイラストで掲載。

 

 撮影の過程で、木が切られ沢山のたまごがなくなり、調査と記録が続行できなくなってしまったことから、豊かな自然とサンショウウオ産卵地の保全の課題についても触れている。

 

 同プロジェクトは、エゾサンショウウオが生息する綺麗な水が流れる池や沼の保全活動に取り組み、サンショウウオの産卵地は年々減少している中、今後、その環境とともに保護していくことが大きな課題だとしている。

 

 高橋代表は、「私たちは主にエゾサンショウウオの生態調査と、繁殖と産卵の研究を続けてきた。これまでの調査で、サンショウウオは自然環境が整った場所でないと、繁殖行動を行うことは難しいと考えられる。

 

 野生生物の失われつつある緑の楽園を守り、サンショウウオが無事に産卵できる生息地を残していくことが、私たち人間にとっても重要だと日々実感している。自然を大切にすることは自分自身を守ること。環境破壊は人間の生活に返ってきている。今すぐにできることを実行していく」と話した。

 

 ◎サンショウウオ界のアイドル 白玉と仲間たち(外部)

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