西陵中・佐藤夢玲さん 全日本空手道選手権大会3位

 3月12日(土)〜13日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催された第1回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会で、西陵中学校2年(現3年)の佐藤夢玲さんが3位に入賞。

 

 4月6日(水)16:30から、夢玲選手とともに、佐藤雅美空手道場師範と保護者が出席して、小樽市役所(花園2)2階市長応接室で報告会が開かれた。

 

 夢玲さんは、3歳から実戦格闘空手道場「雅」に所属し、佐藤師範は伯父にあたり、母親と兄や伯母と一緒に空手一家の環境で育つ。

 

 小学2年の時の2015(平成27)年と小学5年の2018(平成30)に、全日本ジュニア空手道選手権大会で3位、4年の時の2017(平成29)年と翌年の5年の時に、カラテドリームフェスティバルで優勝。

 

 2019(平成31)年2月にもWKOジャパン明日アスリートカップで準優勝し、道内ではトップレベルをキープしている。

 

 今大会の出場権は、これまでの成績と指導者からの推薦が必要だった。コロナ禍で1年間は出場大会がなく、道場の練習も時短で行われ、スランプに負けずに自主練習を重ね、日頃の努力が叶った。

 

 迫俊哉市長は、「西陵中の女子アスリートはすごい。これからも努力を重ねてほしい。楽しみに応援している」と激励した。

 

 夢玲さんは、「3位に入賞でき嬉しい。大会のために走ったり練習してきた。目標は世界一になりたい」と更なる高みを目指し、稽古に励む日々が始まっている。

 

 佐藤師範は、「久しぶりの入賞で感動した。本人も嬉しかったと思うが、悔し涙で泣いていた」と当時の状況を語り、「気持ちを強く持つことは、とても大事。試合中に修正でき、練習したことを出せるタイプ」と、今後を期待した。

 

 この大会は、全国の幼年から高校3年生まで1,277名の強者が集まる大会で、北海道勢は約30名出場。

 

 夢玲さんは、中2・3年女子重量級の部で、16名がトーナメント式で、1回戦は1本勝ちしたものの、3戦すべて3年生を相手にし惜しくも負けてしまった。

 

 体系も小柄な方で、姿勢を正しくしながら打ち合うことを重視し、中学生になってからは、道場の大人や男子を相手に練習に励んだ。1分半で試合が決まってしまうため、1分半を体に沁み込ませる練習を続けているという。

 

 4月17日(日)に北海道予選が開催され、準優勝以上で11月の全日本大会に出場できる大事な大会でもあり、優勝を目指し戦うつもりだという。

 

 ◎JFKO公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟(外部)

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