輪絵画会展 市立小樽美術館で8名・34作品展示

 輪絵画会(桑原正憲代表)では、コロナに負けない強い思いで、第11回目の絵画展を、4月13日(水)〜17日(日)、市立小樽美術館(色内)1階多目的ギャラリーで開いた。

 

 古屋ギャラリー(花園4)を閉めたのちも解散せず、杜の集い場所を変更し、和気あいあいをモットーに、絵が好きな仲間が集まり描き続けている。

 

 昨年は3分の1しか教室が開けず、今年に入ってからも1月〜3月はコロナで開催を断念。4月からようやく、週1回集まることができるようになり、活動を開始した。

 

 60歳代〜80歳代の10名の会員のうち、8名の34点を展示。外出自粛を守り自宅に籠って、絵画展の開催を目標に好きな絵を描いて過ごしていたという。

 

 教室では自分の描きたい絵具を選べるため、水彩画だったり油彩だったり、それぞれに取り組み、その特徴を活かした作品が並んでいる。

 

 桑原代表は昨年から模写に挑戦。今年は、ミレーの画集から自身が好きな絵を選び、代表作の「落穂拾い」をはじめ11点、会場の壁に横2.7m×縦2.1mものミレーの世界を展示。独特の色使いで、色を出すのに苦労したという作品に、来館者の足を止めていた。

 

 森田陽子さんは、水彩画で描く風景画が得意。赤井川や余市の春先の風景を描き、その場所に実際に行ってみたくなる印象的光景が広がっていた。

 

 桑原代表が得意とする動物の絵のプレゼントも用意され、「11回目となり、ぜひ皆さんに見てもらいたい」と話した。

 

 第11回輪絵画会展
 4月13日(水)〜17日(日)10:00〜16:00(最終日)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料

 

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