小樽市制100周年記念事業 サマーフェス7/30・31開催

 小樽市制施行100周年記念事業として、7月30日(土)・31日(日)、日銀通りや小樽運河、旧手宮線を会場に、オタルサマーフェス実行委員会(吉田敬徳実行委員長・小樽青年会議所理事長)主催のOTARU SUMMERFES 2022を開催する。

 

 次世代を担う若者が手を取り合い、歴史と浪漫に溢れた小樽の魅力を共有し、未来へ繋ぐためのイベントとして、これからの100年を「誇りを持てる街・小樽」にするための第一歩とする。

 

 1986(昭和61)年〜1994(平成6)年の9年間実施された同フェスティバルよりも、旧手宮線や運河を広範囲に使うなど2倍の規模で、日銀通りを臨港線から色内交差点まで通行止めにし、旧三井銀行小樽支店や小樽芸術村中庭をメイン会場として、かつてのサマーフェスティバルを彷彿させる2日間。

 

 300席のビアガーデンから楽しめるステージやフェス象徴のイルミネーションを復活させ、空間の魅せ方にも工夫。

 

 ニトリ芸術村では、子ども向けイベントとして、こどもビアガーデンや小樽の歴史の勉強にもなる謎解きゲーム。

 

 南運河では、未来の小樽を担う高校生がカフェを開店。ハンモックやキッチンカーでおしゃれな空間を作り、若い世代の市民もワクワクする小樽運河を演出する。中央運河はランタンツリーを照らし、カナルバー&マーケットに。

 

 旧北海製罐第3倉庫など小樽の原風景が残る北運河エリアでは、光と食と音楽の大人の空間を演出。現在、第3倉庫の活用を申請中で、キャンドルやイルミネーションを活用したカフェとジャズによる演出などを企画している。

 

 旧三井銀行小樽支店では、7月25日(月)〜31日(日)にサマー100年展を開催。写真100枚による今と昔を比較するパネル展など。

 

 旧手宮線では、日銀通りから仲見世通りで光と音のインスタレーション、仲見世通りから中央通りは夜のトロッコ運行を予定している。

 

 30日(土)のみ、20歳代前半〜40歳代ターゲットに音楽を通じて「こんな遊び方もあるんだ」と感じてもらう野外クラブを企画。

 

 吉田実行委員長は、「多くの方が足を運び、じっくり観てもらいたい。市民にも日銀通りを歩き歴史や景観にも触れてもらいたい」と、来場を呼び掛けた。

 

 同実行委員会は、昨年12月17日に平均年齢35歳の若手で結成。今後も町中の歴史的建造物を活かした、ワクワクする仕掛けでイベントを続け、活性化の足掛かりになればと期待。来場者は2日間で1万人を見込み、総事業費1千万円としている。

 

 ◎OTARU SUMMER FES 2022(外部)