珠算検定試験1級満点 石井さん6度目の挑戦!

 小樽市商工会議所では、2月13日(日)小樽経済センターで実施された第224回珠算能力検定試験1級に満点合格した、小樽潮陵高校3年の石井秀明さんに、4月27日(水)16:00から伝達式を行い、日本商工会議所会頭からの表彰状と楯・バッチを手渡した。

 

 石井さんは、小学1年生の頃から五十嵐珠算塾(五十嵐勝代塾長)に通い、珠算能力検定試験1級には小学6年生で合格。その後、中学1年生から毎年満点合格に挑戦したが、惜しい所で届かなかったが、努力を続け6回目で満点合格を果たした。

 

 弓道部の部活動が終わってから、週3回そろばん塾に直行し、練習を怠らない努力家で、2019(令和元)年5月に全国珠算教育連盟主催の暗算検定試験で8段、2022(令和4)年3月に珠算検定試験7段を取得している。

 

 自身を振り返って、「固くなりすぎないように一問々に集中した。期待していなかったでの嬉しかった」と喜びを語り、「長年続けていて、そろばんが習慣化されている。そろばんの良さは、記憶力や集中力が付くことで、そろばんをちゃんとやろうとやる気を持つと、頭の回転も良くなり、志望校に進学できたのもそろばんのお陰」と感謝した。

 

 五十嵐塾長は、「とにかく家でも練習して確実な答えを出し、真面目な子で集中力もある。同じレベルの仲間がいたことも頑張れた要因」と話した。

 

 山﨑範夫専務理事は、「勉強にもスポーツにも頑張り、ずっと小樽にいてください」と激励した。

 

 第224回珠算能力検定試験1級は8,566人が受験し、合格者2,551人(合格率29.8%)、満点合格者数は全国24人・道内3人。小樽の1級満点合格者累計数は、石井さんを含め36人となった。

 

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