第69回小樽チャーチル会展 9名・64点展示

 小樽在住の全会員(9名)の油彩画・水彩画64点を展示し、小樽チャーチル会の第69回作品展が、4月27日(水)〜5月1日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開かれている。

 

 チャーチル会は、1949(昭和24)年に東京で発足した絵画愛好会で、イギリスのチャーチル首相が熱心な日曜画家だったことに因んで名付けられ、全国各地に姉妹会が設立され、小樽チャーチル会もそのひとつ。現在は姉妹会ではなく、会の名称を引き継ぎ活動を続けている。

 

 会員減少に歯止めがかからない状況ではあるが、絵を描くのが好きな会員が、コロナ禍であっても作品展を目標に、コツコツと制作活動に励んだ力作ばかりが並び、同会事務局の高橋晟さんは、風景や静物など10点の最多出展している。

 

 小原未知世さんは、毎年桜の絵が印象的で、様々な表情を捉えた「老木に花が咲く」「闇夜に浮かぶ桜」「妖艶な桜」の3点を含む9点を出展。外出自粛の中で、花や人形・野菜などの静物画も多く、どれも丁寧に描かれている。

 

 庄谷真理さんは、晩秋の岬や余市の風景画や静物画の5点を出展し、「作品展がなければ描かなくなるのでは」と、コロナ禍でも集中力を高めて作品づくりに励んでいる。

 

 会員は、「絵の好きな方は、ぜひ見に来てください」と呼び掛けた。

 

 第69回小樽チャーチル会展 4月27日(水)〜5月1日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー 入場無料

 

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