小樽郵便局・松山氏 特殊詐欺被害未然防止に貢献

小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)は、5月6日(金)11:00から署長室で、特殊詐欺の被害を未然に防止した小樽郵便局(色内1)松山了さん(44)に、本間署長と、北海道警友会小樽支部・白井登支部長から感謝状を贈る贈呈式を行った。

 

 年金支給日の4月15日(金)、、通常業務終了後の17:30過ぎに来局した60歳代の女性から、介護保険料還付金手続きの問合せを受けた松山さんは、なりすました担当者に郵便局に着いたら連絡してと言われていると聞き、その内容から特殊詐欺を疑い、女性を説得し手続きを中止させ、被害を未然に防止した。

 

 同日の15:00頃にも、別の70歳代の女性から、市役所から還付金がもらえるのかと尋ねられ、松山さんが市役所に電話して確認したところ、そのようなことはないことを確かめ女性に説明。2件の詐欺被害を未然防止に貢献した。

 

 松山さんは、「お客さんの大切な財産を守ることが出来て良かった。常日頃、郵便局を利用してる方に対しては、何を求めているか、特に送金には話を良く聞き、正確に迅速にするよう心がけている。

 

 これからも、郵便局は地域に親しまれ、利用されるお客さんには安心して信頼してもらえるよう努めたい」と話した。

 

 本間署長は、「年金支給日ということもあり意識が高く、来局者も多かったと思うが、予防に気を配り、気づいてくれたのが最大の功労。

 

 気づきと声掛けが一番。引き続き協力をお願いしたい。特殊詐欺は、電話1つでアプローチでき、被害に遭わないように周知してもらいたい」と話した。

 

 同席した法理龍也郵便部部長は、「月に1度ほど、高齢者には親切に対応するよう伝え、未然に防げるよう繋げたい」と話した。

 

 同署では、介護保険料の還付金詐欺は以前からある詐欺で、気を付けるよう呼びかけている。

 

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