待ちわびた市民が笑顔で買い物 小樽土曜市始まる!

 小樽都通り商店街(稲穂2)を会場に、無農薬野菜等を販売する土曜市が、5月7日(土)11:00から今シーズンの営業を開始した。待ちわびた市民らがお目当ての山菜や野菜に列を作り、店主と笑顔で半年ぶりの再会を喜んだ。

 

 余市や仁木の生産者が自ら採れたての野菜や加工品を店頭に並べ、5月〜11月の毎週土曜日限定のマルシェで開店前から列を作るほどの人気があり、無農薬野菜や旬の山菜、はちみつ・卵・ケーキ・ジャム等を販売し、多くのリピーターに支持されている。

 

 6か月ぶりにの開始となった7日は余市・仁木の7件が出店した。仁木町の宮川園で、朝採りのアスパラ1束300円をはじめ、ハウスニラ(100円)や手作り味噌(600円)を販売。

 

 アスパラは即完売した。来週からは路地物の販売がスタートするという。アスパラ目当てのリピーターは、「とっても柔らかくて美味しい」と太鼓判を押した。

 

 有機農園「えこふぁーむ」では、雪の下に寝かせたキタアカリや菊芋、キャベツなどを販売。低カロリー健康食品として注目されている菊芋は、イヌリンを多量に含み、各種ポリフェノール・ミネラル・ビタミンなども豊富。生でも加熱しても食べられると書かれた説明書も用意していた。サラダや炒め物に合うロシアンケールや菜の花などの採れたて野菜も並んでいた。

 

 常連の男性は、「商店街の活性化となり大変良い。これから米も並び、美味しい米が産地へ行かなくても食べられるなんて理想だ」と話した。

 

 しりべしなんでも百姓クラブの村上順一代表は、「3年ぶりにチラシを入れて、今日は沢山のお客さんが来てくれて、半年ぶりにお客さんに会い、みんな元気で何よりだった。今後はトマトなどの生り物が始まると、多い時で15店舗が集まる」と話した。

 

 次回は14日(土)11:00からを予定し、エコバックなどの買い物袋の持参を呼び掛けている。

 

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