小樽錦町郵便局・浅水氏に感謝状 特殊詐欺被害を防止

 小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)では、5月12日(木)11:00から贈呈式を行い、特殊詐欺被害を未然に防止した小樽錦町郵便局の浅水康司さん(41)に、感謝状を贈った。

 

 また、同席した横木英男局長が見守る中、北海道警友会小樽支部からも感謝状と記念品が贈られた。

 

 4月22日(金)正午頃、同郵便局を訪れた80歳代女性が、ATMの操作に戸惑っているのを浅川さんが見つけ声をかけたところ、「老人ホームの入居を申込むための名義を貸してほしい。そのために1,000万円が必要だと言われた」と話し、「100万円なら用意できる」と返事をして、近くの郵便局のATMから振り込もうとしていたという。

 

 浅川さんは「それは詐欺だ」と疑い、説得して手続きを中止させ、特殊詐欺被害を未然に防ぐことができ、「郵便局を利用されるお客さんの大切なお金を預かる仕事をしているため、守ることができ役に立てて良かった。話をしてくれて相談され、話せる空気づくりも大事だと感じた」と話した。

 

 本間署長は、「特殊詐欺被害を阻止していただき、ありがとうございます。お客さんの動きをよく見て、振込詐欺で困っている様子をいち早く見抜いてもらい、対応も良くとてもありがたい。刑法犯罪は減っているが、特殊詐欺は増える一方で、古典的な手口も復活してきている。まずは110番に電話することをよろしくお願いしたい」と感謝した。

 

 横木局長は、「各郵便局からの連絡が入る窓口の役目もしていて、何かあった場合には情報提供し、こんな詐欺もあるんだと情報を共有している。電話をしながらATMを操作している人がいないか、みんなで注意している。本当に詐欺なのか、迷惑をかけてしまうのではと不安になることもあるが、特殊詐欺を止めることができて良かった」と話した。

 

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