市立小樽美術館にミュージアムショップ開設!

 市立小樽美術館(色内1・苫名真館長)を支援する同館協力会(山本信彦会長)では、5月17日(火)に、同館1階にあった守衛室を改修して、待望のミュージアムショップを開設すると発表。

 

 2年前に廃止された守衛室は、市民団体が冬季の一定期間のみ、小樽雪あ
かりの路のワックスボウル制作に使用している場所で、同協力会では、これまでもショップがないのかと問い合わせもあり、美術ファンが気軽に立ち寄れる独立したミュージアムショップの開設を以前から考えていた。

 

 アーティストと交流できる場としても、協力会交流拠点の機能を兼ね備えたショップの準備を進めている。

 

 改修工事は4月12日(火)~6月の予定で、経費は150万円。開店予定日は2023(令和5)年2月1日(水)。

 

 小坂秀雄の建築本来の美しさを取り戻すのみとした床や壁を改修し、根本的な造作を加えない。

 

 併せて、ショップスタッフを6月30日~11月3日に募集する予定で、詳細は工事完成後に発表する。

 

 同協力会は、市立小樽美術館設立期成会(中央ライオンズクラブ20周年事業)が、分庁舎を改修して市に寄贈し、1979(昭和54)年に美術館が誕生した。

 

 その後名称を変え、現在の会員は、市内外在住の約300名が登録。チャリティーバザーや寄附を続けるなど、美術館を支援している任意団体。

 

 取り扱う商品は、小樽にゆかりのある作家の画集や展覧会に合わせた絵葉書
など、ここでしか購入できないレアな商品の開発に考慮中。

 

 苫名館長は、「ミュージアムショップの運営に感謝する。展覧会を観る人ばかりではなく、寛げる場所やショップへ行くなどぶらりと立ち寄り、グッズも見てもらいたい。入口にショップができると敷居も低くなり、入館する人も増えると思う」と期待した。

 

 ◎市立小樽美術館協力会(外部)