小樽市議会令和4年第2回定例会 12議案提出

 小樽市議会(鈴木喜明議長)は、6月7日(火)10:00から2022(令和4)年第2回定例会を開会。27日(月)までの21日を会期として、迫俊哉市長提案の11議案、本日提出の議案12号小樽市非核港湾条例案について提案説明が行われた。

 

 迫市長は、2018(平成30)年8月に就任し、その直後の9月6日に胆振東部地震が発生。2020(令和2)年からは新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、感染防止と社会経済活動の維持という難題と対峙し続けてきた。一方では、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進め、今年は、総務部情報システム課をデジタル推進室として体制を強化し、窓口でのキャッシュレスや行政手続きのオンライン化に着手した。

 

 最重要課題である人口減少対策のほか、課題は山積みではあるが、こども・子育て、市民福祉、産業振興、生活基盤、環境・景観、生きがい・文化ごとのまちづくりの目指すべき姿を基本に市政運営に取り組み、原告に支払った高島観光船訴訟の損害賠償金6,553万1,865円を、前市長に対して、同市に納付するよう求償権を行使したと、提案説明に先立ち、市長にとっての任期の締めくくりとなる4年間の市政運営を振り返った。

 

 提出予定の議案は、議案1号令和4年度小樽市一般会計補正予算、議案2号病院事業会計補正予算の予算議案2件、条例案4件、工事請負契約など5件、本日提出の議案1件と最終日に追加予定の人事案件1件。

 

 補正予算の概要は、新型コロナウイルス感染症患者の増加に伴う対応として、新型コロナウイルス感染症対策事業費1億2,975万4千円や、クラスタ—対策事業費1億4,515万2千円を増額し、医療的ケア児の地域での活動を支援する医療的ケア児等総合支援事業費147万1千円や、銭函小学校の敷地内になる放課後児童クラブ建物を新築するための経費、銭函小学校他後児童クラブ新築関係経費1千万円、プール機能を備えた総合体育館の建替えに向けた、新総合体育館基本構想策定事業費1,360万円を計上した。

 

 補正予算額は、一般会計4億5,894万2千円・病院事業会計2,268万2千円を合わせ4億8,162万4千円を計上した。

 

 このほか、議案第3号市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例案では、選挙運動に要する費用の公費負担の限度額を引き上げるものなどについて説明があった。

 

 閉会後、議員在職期間が15年に達したものを表彰する15年勤続表彰全国市議会議長会伝達式が行われ、すでに議員在職15年と議長在職4年表彰を受けた鈴木議長から、林下孤芳氏と濱本進氏に表彰状が贈られた。

 

 鈴木議長は、「今回の受賞を機に、今後も市民の付託に応えるため、ますますご活躍され、小樽市制の発展に尽力賜りますようお願い申し上げる」と述べた。

 

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 ◎R040607小樽市議会本会議1(YouTube)

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