小樽市長定例記者会見 市制施行100周年と観光

 小樽市(迫俊哉市長)は、6月30日(木)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、2022(令和4)年度小樽港クルーズ船寄港、小樽市長寿企業表彰事業、JR小樽駅前広場再整備基本計画の策定、新型コロナウイルスワクチン集団接種について市長定例記者会見を行った。

 

 今年度は、7月9日(土)のぱしふぃっくびいなすを皮切りに、9月6日(火)のにっぽん丸まで、2年10か月ぶりとなる6回の小樽港クルーズ客船寄港を予定している。

 

 乗客定員の削減や換気設備の導入、乗客全員に、ワクチン接種状況を確認し、乗船当日にはPCR検査を実施し陰性を確認するなど徹底したコロナ感染対策を実施する。

 

 当面の間、クルーズ船接岸岸壁への立入は関係者のみに制限するため、船入出港時の歓迎セレモニーも中止とした。

 

 小樽港では、国の港湾関係機関・地域の医療機関・保健所などで構成された、小樽港クルーズ船受入協議会を設置し、クルーズ船の受け入れの際は、同協議会の事前合意を得ることとした。

 

 市長は、「コロナ前には30回の寄港があり、2020(令和2)年度は40回の寄港を予定していた。待ちに待った再開で、外国船が入港できる環境を整え、年間沢山のクルーズ船が寄港できるようにしたい」と、クルーズ船誘致に期待した。

 

 ◎小樽港クルーズ寄港情報(外部)

 

 2022(令和4)年の今年、小樽市制施行100周年になるのを記念し、市とともに100年以上歩んできた老舗企業のこれまでの功績を讃え、長寿企業として表彰する、小樽市長寿企業表彰事業を実施する。

 

 市内で100年以上継続し主たる事業所(本社・本店・主要な工業等)を有し、個人事業主・会社法人・士業法人・社会福祉法人又は医業を主たる事業とする法人である企業が対象で、申請期間は7月1日(金)~29日(金・当日消印有効)。

 

 申請書は、小樽市HP「小樽市長寿企業表彰」のページからダウンロードして、必要事項を記載し、業歴概要書・100年以上前に創業した事を証する書類等・契約書を、原則郵送で提出。表彰式は、10月18日(火)18:00からグランドパーク小樽で。

 

 ◎小樽市長寿企業表彰事業(PDF)

 

 小樽駅前広場は整備完了から40年以上が経過し、歩行者と車両の輻輳や車路を歩行者が乱横断するなど安全上の課題と、第一ビルの再々開発も予定していることから、JR小樽駅前広場再整備基本計画を5月に策定。

 

 基本コンセプトは、小樽の玄関口に相応しい質の高い駅前広場の創出。安全性と利便性の高い交通拠点づくりと、周辺と一体となった魅力ある空間の創出とにぎわいづくりの2つを再整備方針に設定。

 

 ◎小樽駅前広場再整備基本計画(外部)

 

 どの年代においても、未接種者に比べて、ワクチン接種回数が増えるごとに新規陽性者は低下しているが、6月27日(月)時点で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が終わった人は、65歳以上で88.8%・64歳以下で50.4%と、若い世代の伸び悩みがある。

 

 3回目と4回目の接種を対象とした集団接種を、ウイングベイ小樽(築港11)で、8月12日(金)・13日(土)を除く6月24日(金)から8月27日(土)までの毎週金曜日と土曜日に実施している。予約は、コールセンターまたはインタネット予約サイトで。

 

 集団接種の予約枠には十分な余裕があり、感染・発症・重症化予防のため、3回目の接種検討を呼びかけた。

 

 ◎小樽市新型コロナウイルスワクチン接種案内ページ(外部)

 

 前市長に対して高島観光船訴訟において求償権を行使し、原告に支払った損害賠償金6,553万1,865円と同額を納付するよう求めたが、納付期限の本日6月30日(木)まで何の動きもなく、今後は納付期限後20日以内に督促し、その後も納付がなければ催告・訴訟も視野に入れ、議会とも調整しながら、今後のスケジュールを決めたいとした。

 

 ◎小樽市長記者会見記録令和4年6月30日(外部)

 ◎小樽市長記者会見記録令和4年6月30日(YouTube)