クルーズ客船“ぱしふぃっくびいなす” 小樽寄港

 

 

 日本クルーズ客船株式会社運航のぱしふぃっくびいなす(26,594トン)が、7月9日(土)7:30頃、小樽港第3号ふ頭14番岸壁に接岸。クルーズ客船の小樽港の寄港は、2年10か月ぶりとなる。

 

 「初夏の北海道クルーズ〜爽やか北の大地へ」7泊8日で、7月5日(火)に横浜港を出港。稚内に寄港し、9日(土)乗客177名と共に小樽へ入港した。同日19:00に出港し、函館に立ち寄り、横浜に12日(火)に帰港する予定。

 

 新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づく対応を実施し、入港時には出迎えのイベントを行わず、関係者による見送りイベントだけを実施した。

 

 18:20頃、迫俊哉市長が歓迎の挨拶を述べた後、小樽潮太鼓保存会の迫力ある太鼓の音が響き、デッキに集まった乗客を楽しませた。

 

 出港時には、再び潮太鼓の打演と汽笛が重なり、夕焼けに染まり始めた海原へクルーズ客船がゆっくりと進み、集まった関係者は旗を振って見送った。寄港を祝うかのように、虹も出現し幻想的な風景が広がった。

 

 船が小さくなるまで見送った迫市長は、「クルーズ客船のプランが示された時から、待ちに待ったこの日を迎え、今回180人の乗客を迎えられて良かった。市長になった時は30回、翌年は40回のプランもあったが、コロナ禍で2年間クルーズ船が入港できなかった。久しぶりの光景にありがたみを感じた」と話した。

 

 今年のクルーズ客船の小樽港寄港は、8月24日(水)〜9月6日(火)に小樽発着のにっぽん丸「飛んで北海道Cコース4日間」のクルーズを5回予定している。

 

 ◎小樽港クルーズ寄港情報(外部)

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