米海軍掃海艦パトリオット 小樽中央ふ頭入港

 

 

 小樽市(迫俊哉市長)が入港を許可した米国艦船パトリオット(艦長:ローレンスR.ハンクス少佐)が、7月11日(月)9:00前に小樽港に船体を現し、予定通り中央ふ頭に入港した。入港目的は親善で、2016(平成28)年から2度目の寄港となる。

 

 パトリオットの名を冠した3代目の同船は、1994年から佐世保に配備された米海軍第7艦隊所属の掃海艦アヴェンジャークラスの7番艦で、佐世保にある4隻の掃海艦のひとつ。

 

 長さ68m・喫水4m・幅12m・排水トン数1,253トン・マストの高さ29.2m、乗員は、士官と兵員合わせて86名。最大上陸人員60名・最大速度14ノット(時速約26km)。

 

 中央ふ頭で、自衛隊小樽協力会・大川久美子会長らが出迎え、11:30頃から入港セレモニーが開かれ、ハンクス艦長をはじめ2名が出席した。

 

 大川会長は、「この時期ならではの海の幸や山の幸の美味しい食べ物を味わえる小樽を楽しんでください」と歓迎の言葉を述べ、ハンクス少佐は、「乗組員たちは、日本を第2の故郷だと思っている。小樽の素晴らしい文化に触れることができ、乗組員も私も心躍らせている。快く迎えてくださったことに感謝する」と述べた。

 

 記者の質問に対して、「感染防止対策はとても大事なことで、佐世保でも同じ対策を行っているが、マスクの着用やソーシャルディスタンス、小人数での行動など、皆さんには安心してもらいたい」と答えた。

 

 その後、艦内見学が行われ、操舵室や船尾での機雷の処理に使用する道具や方法などが説明された。同船は14日(木)14:00に出港する予定。

 

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