どんどこざぶ〜ん! おたる潮ねりこみ絶好潮!

 

 

 おたる潮まつり2日目の7月23日(土)は、祭りのメインイベント“潮ねりこみ”が、13:00にサンモール一番街(稲穂1)からスタート。長橋幼稚園の園児2名も協力して、くす玉割りで出発を祝った。

 

 昨夜から降り続いた雨も開催時間までには止み、多くの見物客が沿道を埋め尽くし、小学生以下663名を含む約3,000名が、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し55梯団に分かれて踊り歩いた。

 

 花園グリーンロードからサンモール一番街に、通常よりもコースを短縮してスタートした。

 

 小樽潮太鼓保存会親隊とハマナス隊が華麗なバチさばきを披露し、先導する役員梯団には、中野豊実行委員長と潮コンシェルジュとともに、通常開催が叶わなかった昨年と一昨年のミスおたる3名も参加してねりこみを盛り上げた。

 

 今年の最大梯団となった稲穂小・西陵中潮ねりこみ踊り隊は、両校有志が集まり265名で参加。子どもたちの長い踊りの列が続いた。

 

 国際雪かき選手権実行委員会の梯団には、松ヶ枝中学校と入船六三町会が協力して参加。

 

 天狗山ロープウエイを運営する中央バスグループの梯団は、先頭を巨大な天狗のお面と天狗さんが歩き、最後尾に天狗太鼓の打演が披露され、陸上自衛隊第11特科隊は、自衛隊らしいきびきびとした独自の振り付けを取り入れ観客を楽しませた。

 

 観覧していた女性は、「小樽出身だが転勤が多く、娘に3年ぶりに開催された潮まつりを見せることができて良かった。娘は太鼓や踊りに興味がある様子。潮まつりは他の町にはない」と満足していた。

 

 駅前通りは、踊りを楽しむ人の他に、中央ステージへ向かう人の波ができ、106もの店舗が並ぶ露店会場は、久々の祭りに賑わいを見せていた。

 

 今年小樽観光ふれあい大使に任命された山下智博さんは、合同会社Portaru(緑3・歌原大悟代表)が運営する大型コミュニティ施設「Tug-B(タグビー)」の学生や施設の住民、北大の学生や留学生16名とともに、山下飯店with Tug0-gを出店した。

 

 山下さんは接客を担当し、「15、6年ぶりの潮まつりで、久しぶりに友人に会い小樽に帰ってきた感があった。東京では味わえない地域密着で、昔ならではのこのまつりは、町ならではの交流の場。このまつりの様子を動画で配信し、来年は、潮まつりめがけて小樽を訪れてもらいたい」と話した。

 

 最終日24日(日)は、潮太鼓打演やダンスステージやライブ、色内ふ頭公園を会場に道新納涼花火大会を実施。コロナ退散願いと市政100周年を記念し、直径600〜650mもの大輪の花火(三尺玉)を海上から打ち上げる予定。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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