7名・66点を展示 3年ぶり小樽フォト虹彩写真展

 小樽フォト虹彩(井上雅博代表)は、7月27日(水)〜31日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、3年ぶりに写真展を開催。会員10名のうち6名がそれぞれに撮影したベストショット66点を展示している。

 

 同会は2005(平成17)年に設立され、2ヶ月毎の例会や撮影会を年数回実施。その成果を発表するため、年1回写真展を開催してきたが、コロナ禍で活動を自粛していた。

 

 阿波和行氏は、「花紀行」と題して、サクラや藤の花・ツツジなど、恵山や遠軽丸瀬布、札幌百合が原公園などの地方で撮影を楽しんだ作品を並べ、芝桜には「合意」・ビオラに「可憐」など、おしゃれな花言葉をタイトルにしたアイディアに注目が集まった。

 

 中島史江氏は、室蘭のダイナミックで幻想的な「工場夜景」を展示。右近純子氏の「春の景色」では、運河公園のサクラやりんご農家のりんごの花の香りが漂いそうな作品だ。

 

 井上代表は「2022 巣ごもり時々散歩」、松井和子氏は「猫に会いたくて」、内田絢子氏の「小樽運河情景」は、散歩コースのひとつ小樽運河の朝焼けや夜の表情を捉えている。高田桂子氏の「陽と水と力と」は、共通テーマ“風”だそうだ。

 

 それぞれにテーマを決めて撮影に挑み、どの作品も作者の楽しさが感じられる。

 

 内田氏は、「自分が好きな思い思いのテーマで作品づくりをした。写真の風景に行ったつもりになれるので、ぜひ会場で楽しんでもらいたい」と話した。

 

 2022小樽フォト虹彩写真展
 7月27日(水)〜31日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料

 

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