北海道銀行小樽支店行員らお手柄!特殊詐欺被害防止

 小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)は、8月16日(火)16:00から、特殊詐欺被害を未然に食い止めた、北海道銀行小樽支店の金谷潤一支店長代理とお客様サービス係の丹伊田唯さんの2人に、署長と白井登北海道警友会小樽支部長から、感謝状が贈られた。

 

 7月29日(金)同支店に、70歳代前半の男性が口座振込のため窓口を訪れ、丹伊田さんが振込目的を尋ねたところ、3,000円を振込むと50万円分のポイントが現金になると書かれたメールを見せられた。

 

 これは怪しいと詐欺を疑い金谷支店長代理に相談。「詐欺では?」と言っても信じている様子だったので、警察に連絡して納得してもらい被害を未然に防ぐことに繋がった。

 

 本間署長は、「4月に小樽に来てから、金融機関・ドラッグストア・コンビニなど、5件目の特殊詐欺被害を未然に防いだ。

 

 例え3,000円かもしれないが、被害がどんどん重なっていくことになり、阻止してもらい大変ありがたい。声を掛けるのは勇気のいること。

 

 一歩踏み込んだ対応をしてもらい、犯人を捕まえる意味でも110番を。今後とも引き続き協力をお願いしたい」とした。

 

 金谷支店長代理は、「働いている中で、怪しいメールや振込などがかなり多く、その中で気づけた結果、お客様の被害を防止できたことは、私どもとしても、お客さまのお金を守る仕事を生業としているので、お役に立てて良かった。警察に相談するというと、大事にしないでと言われる人がほとんどで、2週間前にも声掛けをして振込をしないで帰った人もいた」と話した。

 

 丹伊田さんは、「それなりの件数があると思う中で、良い形で防止することができて良かったと思う一方で、自分で気づいてもらうことが一番。テレビでやっているような状況が、実際にあることを気づいてもらいたい」と話した。

 

 同支店では、基本的なルールとして、当たり前のことをしっかりやるよう、職員の声掛けを常にしているという。

 

 お金を要求する電話は、相手が誰であろうと一旦切ってから、身近な人に相談するか、または、警察相談専用電話♯9110へダイヤルして相談するよう呼びかけた。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)

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