窓口営業時間外で防いだ還付金詐欺!北洋銀行奥沢口支店

 北洋銀行奥沢口支店調査役の諸岡朋子さんは、特殊詐欺被害を未然に防いだ功労者として、後藤吉宏副店長と共に、8月17日(水)16:00から小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)署長室で、本間署長と白井登北海道警友会小樽支部長から感謝状が贈られた。

 

 7月28日(木)の窓口業務終了後、60歳半ばの女性が訪れ、ATMコーナーのインターフォンで管理センターに介護保険料の還付金手続きの問合せがあり、支店内で勤務していた諸岡さんが対応。

 

 女性は同日に市役所と同行から電話があったと言い、諸岡さんは詐欺を疑い、確認するため市役所に電話をしたところ、そのような事例はなく、女性は詐欺であったことを納得し、詐欺被害を未然に防ぐことができた。

 

 諸岡さんは、「銀行も市役所も還付金があると電話することはないと思ったが、詐欺であることをはっきり伝えようと市役所に確認の電話を入れた。

 

 その女性には、役所でもそのようなことはないと伝えた。銀行でも、最近いろいろな手口で被害に繋がりそうな話をよく聞いていて、案外身近な話であることを、皆さんも知って注意してもらいたい。貢献できたのは良かった」と話した。

 

 後藤副支店長は、「高齢者の方が多く来店され、こちらのフィルターを通らずに詐欺に遭ってしまったお客様もいて、日頃から職員の間でも気をつけて、良く話を聞いてあげるよう指導している。ATMの閉まる間際など、そういった時間帯も注意し、少しでも役に立てるよう協力したい」と話した。

 

 本間署長は、「窓口の時間帯ではなく、16:00を過ぎた時に気転を利かせ、良く事情を聞いてもらった結果が功を奏したと考え、感謝している。いろいろな手口で犯人側は攻めてくる。広く市民にも知らせしたい」と協力を求めた。

 

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