小樽のおもてなし力向上! 新たな視点で学び直す

 一般社団法人小樽観光協会(西條文雪会長)の小樽おもてなし向上委員会プロジェクト(濱田剛リーダー)では、8月24日(水)14:00から、暮らしと経営に生かすおもてなしセミナーを、小樽経済センター(稲穂2)7階ホールで開催し、定員50名を超える75名が新たな視点でのおもてなしを学び直した。

 

 国内外から観光客を迎える観光都市として、旅行者や観光客、地域住民が小樽で心地良く幸福な時間を過ごすことできるように、おもてなし都市・小樽を目指す。

 

 講師は、総務省地域力創造アドバイザーでフード&ホスピタリティコーディネーターの堀田雅湖氏と、調査委託事業者MS&Consultingのおもてなし規格認証審査員・角俊英氏が務めた。

 

 最初に堀田氏による講演が行われ、「これからの観光の基本的あり方は、“住んで良し、訪れて良い国・まちづくり”で、小樽市の魅力の掘り起こしとホスピタリティ戦略の整備・実践が重要である。

 

 小樽ホスピタリティとは何かということを、関わる人が考え理解し共有し実践していく過程が、この取り組みの一番のポイントだ」と強調した。

 

 角氏の講演では、基本のサービスレベルを上げ、従業員感動満足・顧客感動満足・業績の3つを上手く回すことを意識したサービスプロフィットチェーンを、暮らしと経営に生かすおもてなしについて語った。

 

 好印象を持ってもらためには目を見て話し、目線を外す時は縦に切り、声のトーンや間を持つことで丁寧さに繋がり、コミュニケーションとなるなどや挨拶の重要性についても語り、おもてなし力を向上させるコツを伝授した。

 

 西條会長は、「人と人とのふれあい・交流・おもてなしが大切。皆さん充分理解してくれたと思う。ぜひこのセミナーの話を、自分の仕事に活かし、小樽のおもてなし力の向上に協力してもらいたい。

 

 観光業に従事している人だけではなく、市民全員がおもてなしをどう思うかが、小樽のおもてなし力に繋がると思う」と期待した。

 

 本セミナー受講の事業者等・先着50社を対象に、9月1日(木)から、お客様満足度調査参加希望事業所の受付を開始する。

 

 株式会社MS&Consultingに調査を依頼した場合に発生する基本調査費(通常1万円)を免除し、調査時の利用料の一部も小樽観光協会負担(1件につき上限11,000円)で、10~11月にお客様満足度の調査を実施し、12月初旬にフィートバックセミナーを開催し、小樽版おもてなし認証制度(仮)構築がスタートする。

 

 ◎MS&Consulting(外部)