小樽市長定例記者会見 2期目初の議会閉会報告

 小樽市(迫俊哉小樽市長)は、9月29日(木)14:00から市役所(花園2)2階市長応接室で定例記者会見を開き、2期目初の議会(第3回定例会)が28日(水)に閉会し、市が提案した予算案・条例案などの議案はすべて可決したことを報告した。

 

 可決された予算は適切に施行し、物価高騰の影響を受けている低所得の高齢者世帯などを支援するため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と北海道の補助金を活用して、対象世帯あたり2万円を支給する高齢者世帯等生活支援事業や、最終日に追加提案したオミクロン株対応ワクチン接種事業を実施に向けて速やかに進めたいとした。

 

 小樽市制施行100周年記念式典を、10月21日(金)13:30 から小樽市民センター(色内2)マリンホールを会場に、100年のあゆみを写真で振り返るスライドショーや、市内の子どもたちからのビデオメッセージ・小樽潮太鼓打演・市民の歌の合唱・高校生の書道パフォーマンス・ヨサコイ演舞などを行い開催する。

 

 出席できるのは招待者のみで、すでに招待状を445名に郵送し、当日の式典の様子は動画配信する予定。

 

 また、小樽市史の写真編のコンセプトで、市のあゆみを写真を通して振り返る記念誌を併せて制作。10月下旬から市内書店・市役所売店で販売。1冊700円。

 

 市立文学館では、10月8日(土)〜11月27日(日)に、特別展「100年前の青春群像」を開催。1920(大正9)年〜1924(大正13)年に小樽で刊行された文芸誌「群像」の生原稿を中心に展示し、文学青年たちの作品や活動から、市制施行当時の100年前の小樽の文芸文化について紹介する。

 

 質疑応答では、27日(水)実施の安倍元総理大臣の国葬に合わせ、市庁舎に半旗を掲揚した件について説明を求められ、「国葬が執り行われるにあたり、新聞等で多くの国民が反対していると認識していたが、行政のトップとしてどう対応することがフェアなのが熟慮させてもらった結果、必ずしも半旗を掲げ弔意を表することと、葬儀式が国葬で行われることを是認することはイコールではないと、最終的に判断した。

 

 本市では、半旗を掲げて弔意を表したことが、私としては市民にとって弔意を強制するとは思っていない。そういう判断で半旗を掲げた」と説明した。