児童防犯ポスター JR小樽駅前自販機に掲示

 防犯ポスターを自販機に掲示する発案者である、北海道コカ・コーラボトリング株式会社(佐々木康行代表取締役社長)等の協賛で、小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)と小樽市防犯協会連合会(堀口雅行会長)主催の防犯ポスター交付式が、10月15日(土)JR小樽駅前東側広場で行われた。

 

 11回目となる今年は7月〜8月にかけ、市内児童クラブに通う小学1年生を対象に、石井印刷デザインの「子ども、女性犯罪被害防止」や「みんなでつくろう安心の小樽」を啓発するポスター(塗り絵)を募集したところ、189点の作品が集まった。

 

 交付式には優秀作品に選ばれた6名が参加。北海道警察学生ボランティアジャンパーズ3名と共に、小樽のご当地キャラクターおたる運がっぱや同社キャラクターのクー、北海道警察キャラクターのほくとくんも姿を現し、会場を和ませた。

 

 1人1人が塗り絵を持って紹介し、「はみ出さないように塗った」「背景はスポンジに絵具を付けて塗ってみた」など、難しかったところや工夫したことなどを、少し緊張した面持ちで発表した。

 

 本間署長、堀口会長、同社・伊深勝弘小樽営業課長らに児童6名の塗り絵が手渡され、子どもたちに記念品が贈られ、早速、防犯ポスターとして駅前の自販機に掲示された。

 

 桂岡小1年の一鐵真代さんは、「ランドセルなど、はみ出さないように頑張って塗った」と話し、3年生で姉の花代さんも1年生の時に交付式を経験し、姉妹で優秀作に選ばれている。花代さんは、自分よりも上手だと妹を褒めていた。

 

 堀口会長は、「子どもたちの作品が自動販売機に掲載され、子どもたちも親御さんも喜ばれ、地域の人も和む。子どもの力を借りて、防犯が地域に広まることは良いことだと思う」と話した。

 

 1,000台の自動販売機を設置している同社では、屋外にあり人目に付きやすい自動販売機に、応募されたすべてのポスターを順次掲示する予定。

 

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