小樽菁園中吹奏楽部第14回定期演奏会開催

 小樽市立菁園中学校(花園5・宮澤知校長)の吹奏楽部(桑原竜也・川尻祥子顧問)による定期演奏会が、10月29日(土)14:00から小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれ、クラシックから100年間にヒットメドレーまで、バリエーション豊かに演奏された。

 

 14回目となる定期演奏会は、小樽市制100周年記念協賛事業として工夫を凝らして実施され、11月13日(日)東京都文京区の尚美バリオホールで開催の全国大会出場への意気込みも込められていた。

 

 1年生から3年生までの部員24名が、こつこつと練習に励んだ成果を、日頃世話になっている市民や家族へ心を込めて披露した。

 

 3部構成のプログラム第1部は、アイルランドで古くから伝承されているケルト民謡による組曲で、マーチ・エア・リールの3曲に分かれて演奏した。

 

 吹奏楽のための戯曲〜漆黒の精彩〜は、今年度吹奏楽コンクール・管楽合奏コンテスト出場曲として練習を重ねてきた曲で、息の合った演奏に注目が集まった。

 

 第2部では、小樽市制100周年記念メドレーと題して、この100年間にヒットした曲をメドレーで演奏。1970年代のヒット曲・沢田研二の「勝手にしやがれ」は、生演奏に合わせて宮澤校長が歌を披露し観客を楽しませた。

 

 1980年代では川の流れのように、1990年〜2000年にかけては世界に一つだけの花、2010年にはAKB48のヘビーローテーション、Official髭男dismのミックスナッツなどの曲が演奏され、小樽の歴史を映像と共に振り返った。

 

 第3部は、Intoduction・夢灯篭など6曲からなる交響組曲「君の名は」を、壮大なサウンドのシンフォニックアレンジで演奏し、観客を魅了した。

 

 同校2年の柴尾頼芽さんと山本悠平さんは、「みんな一生懸命で迫力があって演奏を聴く良い機会となった。全国大会では、音を合わせたり得意なところを活かして賞をとってもらいたい」とエールを贈っていた。

 

 受付には募金箱が設置され、全国大会出場への協力を呼び掛けていた。

 

 ◎小樽市立菁園中学校(外部)

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