小樽市立高等看護学院(馬淵正二学院長)では、11月4日(金)10:30から第55回戴帽式を執り行った。4月に移転した緑3丁目の校舎別館体育館で3年ぶりに通常開催され、来賓10名・学院関係者20名・保護者35名も入場することができた。
4月に入学した29名(男子2名)が晴れて戴帽式を迎え、看護師として一歩前進し決意を新たにした。
馬淵学院長は、「困難な時代に学生として学べることをひとつのチャンスとして、感染症に強い看護師となるよう努力していただきたい」と激励。
式では、女子は頭にナースキャップ、男子は胸にエンブレムをそれぞれつけてもらい、看護師の職業に対する意識を高め、責任の重さを改めて感じる日となった。
上級生を代表して3年の壽原有沙さんは、「臨床実習に出るまでに、皆さんが乗り越えてきた大きな課題が、必ず皆さんの力になっている。自分たちが身につけた知識・技術に自信をもって、看護師の夢に向かう第一歩として頑張ってください」とエールを贈った。
ロウソクに灯をともし、キャンドルサービスの幻想的な光景に包まれる中、ナイチンゲール誓詞を読み上げ、看護精神に誓いを捧げた。校歌斉唱後は、ロウソクを持って退場し式は終了。
堀川結衣さん(18)は、「緊張したが貴重な体験ができた。看護師になって小樽で働き小樽に貢献したい。実習まであと1月ほどあるので、この間、知識や技術をもっと身につけて実習に活かしたい」と話した。
佐藤愛海さん(19)は、「戴帽式を行う学校も少なくなっていると聞いているが、今日は29人全員で出席でき嬉しい。患者さんに寄り添える看護師になりたい。
この学校で4月から数か月過ごしてきたが、実習に向けてまだまだ勉強することが沢山あるので、ラストスパートをかけたい」と話した。
12月12日(月)から実習が始まる予定。
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