稲穂スズキ創業50周年記念 小樽市図書充実へ100万円寄附

 創立50周年を迎えた稲穂スズキ株式会社(塩谷1・神野弘司代表取締役)では、小樽市へ子どもの学習活動に役立ててと100万円の寄附を申し出、12月22日(木)11:30から、市役所(花園2)2階市長応接室で贈呈式を行った。

 

 神野代表取締役・神野剛久常務取締役が出席し、迫俊哉市長に目録が手渡され、小樽市から感謝状が贈られ、同社の意向を受け、市立小樽図書館の学習図書等を充実させることとなった。

 

 同社は、神野代表取締役の父・明氏が、1972(昭和47)年5月27日に稲穂町で創業し、弘司氏が25歳の時に、亡父から2代目を受け継いだ。自動車販売及び修理、リース&レンタカーに事業を拡充し、現在は塩谷1丁目に本社である塩谷店と、剛久常務取締役が務める銭函インター店がある。

 

 神野代表取締役は、「小さい子どもが住みやすいまちが理想で、少しでも貢献できればと思う。中小企業の僕らがやっていく中で、人の力で勝ち残ろうと人材育成に力を入れている。人を育てる環境づくりを行い、スキルアップする過程で、新し環境づくりには本が大切で、新しい本にどんどん触れさせてあげたい。寄附は、自分の会社がやっていることにも繋がる」と話した。

 

 迫市長は、「市内で生まれた子どもに本を贈呈するブックスタート事業から始め、蔵書の充実にも努め、大切に使わせてもらう」と感謝した。

 

 市立小樽図書館・鈴木浩一館長は、「職業案内や将来への本、調べ学習の本が不足している。絵本の表紙を見せる展示ができる棚や展示グッズを購入し、すぐ手に取ってもらえるように整理したい」と活用に期待し、林秀樹教育長は「多目的に活用したい」と話した。

 

 ◎スズキアリーナ小樽(外部)

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