小樽最高気温プラスに 市民悩ます重たい雪!

 今年も残すところ10日を切った12月23日(金)、21:58の小樽は最高気温2.6℃と、平年値0.9℃よりも若干高めに経過し、未明から降り続く雪も融け、20:00の積雪は32cmに留まった。

 

 道路には、シャーベット状に柔らかくなった重たい雪が市民らを悩ませ、歩行者は足元に気を配りながらゆっくりと歩き、車もハンドルを取られてしまわないよう慎重な運転が求められていた。

 

 12月に入って寒い日が続いた小樽では、1日中氷点下の真冬日が9日間もあったが、22日(木)14:00からプラス気温で経過している。

 

 23日の北海道は、観測地点173で一番暖かい気温となった松前で7.7℃(01:12)、169地点で最高気温がプラスとなり、平年値よりも高い気温を観測している。

 

 札幌管区気象台では、日本の西にある気圧の谷が北海道に接近し、時計とは反対回りに南からの暖かい空気が持ち上げられている影響で、気温が高めとなった。

 

 一方、本州での大雪は低気圧の影響で、今後、東に移動し冷たい空気も2、3日で本州から抜ける見込み。

 

 小樽は今の雪のペースで、24日(土)の朝まで同じような降り方が続き、夜は気温が低くなるため、日中よりも積もり朝までに5~10cmの予報。

 

 今後、北海道は冬型の気圧配置がしばらく続き、年末年始も雪が降る見込み。大雪かどうか現時点では不明。後志地方に、風雪・雷・波浪・着雪注意報が発令されている。

 

 ◎2022年12月23日の北海道の日最深積雪(アメダス)

 ◎2022年12月23日の北海道の最高気温(アメダス)