ワンストップで相談 おたる移住・起業「ひと旗」サポートセンター開設

 小樽市(迫俊哉市長)と小樽商工会議所(中野豊会頭)が連携を図り、移住希望者の就職先の紹介や起業のサポート・住居探しなど様々な相談を一箇所で対応する、おたる移住・起業「ひと旗」サポートセンターを、2月1日(水)小樽経済センター(稲穂2)3階に開設した。

 

 これまで同所設置の創業ワンストップ窓口と事業承継ワンストップ窓口に、市の移住相談ワンストップ窓口の機能を加えたもので、小樽市への移住希望者や市内での起業を目指す移住希望者のニーズに、きめ細かく対応することを目的とし、事務局長及び相談課職員5名で対応している。

 

 迫市長は、開所式で「小樽市の受託事業として実施し、社会減に歯止めをかけるためには、転出を抑え転入を増やすが大きなテーマ。移住される人は生活全体に着目している。

 

 特に、幼児教育・学校教育環境はどうか、子育ての家計負担の軽減などは行政の役割であり、サポートセンターが開所されすべてお任せするのではなく、行政は行政として子育て環境の整備をしっかりと進め、サポートセンターと連携しながら、ひとりでも多く相談に来てもらい、1件でも多く移住に繋がるようしっかりと連携したい」と意欲を示した。

 

 中野会頭は、「首都圏の若い人は、小樽で働く場所が決まっていれば、自然溢れる北海道に来たいと思う人がいると思う。このチャンスをセンターを通じて情報発信し、首都圏から移住したい人を取り込みたい。

 

 小樽商科大学と連携し、若い人たちの起業のチャンスが多くできればと思う。センターを利用して精力的に情報を発信し、1件でも廃業する会社を無くしたい」と期待した。

 

 市の最重要課題となる人口減少対策で、市長公約にも掲げる社会減に歯止めをかけるため、効果的に進めるスローガン「ここが ひと旗 あげる場所 小樽市」を掲げ、人口減少対策に取り組んでいる。

 

 同所の相談窓口では、これまで100件を超える創業者を支援してきた。移住・Uターンが2割を超えている。サポ—トセンターの開所でこの数をもっと増やし、求職者と求人者を仲介紹介する無料職業紹介所も、今後準備を進めて開設する。

 

 オンラインでの対応も可能とし、リアルタイムの会員の声を伝えることもでき、仕事・生活・住居・習慣・全般を含めて一箇所でサポートする。

 

 おたる移住・起業サポートセンター

 土日・祝祭日を除く9:00〜17:00

 小樽商工会議所(稲穂2・小樽経済センター)3階

 

 ◎小樽商工会議所HP(外部)