小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)では、年金支給日に合わせた2月15日(水)10:00から、長崎屋小樽店(稲穂2)JR小樽駅側出入口で、特殊詐欺被害防止を呼びかける啓発事業を行った。
年金支給日は高齢者の外出が多くなることを見込み、特殊詐欺被害防止メッセージ入りのトイレットペーパーやカイロなどが入った啓発物300部を、小樽自主防犯ボランティア団体(ワンワンパトロール隊等)5名・北海道財務局小樽出張所職員3名・警友会小樽支部部員10名・同署職員4名が手分けして、来店客や通行人に配布した。
今年になって初めての啓発事業であり、参加者は、高齢者が通る度に「詐欺に気を付けてください」と啓発物を渡していった。
同署・浜島美輝生活安全課長は、「今年に入ってから被害届は出ていないが、詐欺被害の発生はある。予兆電話も多く、オレオレ詐欺や還付金詐欺・キャッシュカードの差し替え詐欺など様々。小樽市内でも、昨年は被害も金額も倍増している」と注意を呼びかけた。
今年1月に、80歳代女性のパソコンがウイルスに感染したと、30万円の電子マネーカードを取られた被害があった。現在の傾向として、携帯やパソコンのメールから架空料金請求詐欺が多く、電子マネーカードでお金を取られるケースが多い。
実際に融資することはなく、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に「保証金・手数料が必要だ」と言って金銭等を騙し取る融資保証金詐欺という、特殊詐欺の手口にも注意を呼びかけた。
電話で金銭の話があったり、おかしいと感じたら、1度電話を切って警察相談電話♯9110へ電話して相談するように呼びかけている。
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