雪あかり海外ボランティアと食事会 小樽潮陵有志の会

 小樽潮陵有志の会(越後久治代表)は、雪あかりの路に多大な貢献をしている海外ボランティアの労をねぎらうため、2月16日(木)・17日(金)の2日に分け昼食会を実施した。

 

 2020(令和2)年と2021(令和3)年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により雪あかりの路も中止や縮小などで、海外ボランティアの参加がなかったが、3年ぶりの通常開催となって海外ボランティアの参加も復活した。

 

 韓国ボランティア団“OKOVO”23名と台湾ボランティア団“yooohao”44名は、雪あかり会場でオブジェの製作からメンテナンス、ロウソクの点灯や回収など、連日イベントを支えるために尽力している。

 

 市内で開業する歯科医師の原田祥二さんが、2004(平成16)年から、小樽で開業する北大卒の歯科医院らで寄付を行い食事会を開催していた。今回は小樽潮陵高校の同級生10名に声を掛け食事会を再開した。

 

 16日(木)は11:30から政寿司(花園1)3階高砂の間で、OKOVO12名・Yooohao22名が、海鮮丼と天丼に舌鼓を打った。政寿司の好意で揚げたてのから揚げの提供もあり、参加者は、小樽の老舗寿司店の味を堪能していた。

 

 会食前には、原田さんの声掛けに賛同した同級生の小山秀昭前副市長もかけつけ、寄附の贈呈式に出席し各団体代表者に寄附金を手渡した。

 

 小山氏は、「雪あかりのために皆さんが集まってくれ、多くの観光客に喜んでもらっていることを大変嬉しく思い、心より感謝と敬意を表する。

 

 今回、歯科医の原田先生から、小樽へわざわざ来てくれた皆さんのために何か応援したいと、先生の同級生10人に声を掛けて協力してもらった。今日は美味しいものを食べて、母国へ帰ってから宣伝してもらえばと思う。大変寒い中、お疲れ様でした。残りの3日間頑張って、良い仲間を作り良い思い出にしてください」と挨拶した。

 

 yoohaoの楊捷辰(ヨウショウシン)団長は、「今回は、小樽に来て小樽のみなさんやyoohaoやOKOVOの皆さんに感謝の言葉を言いたい。この思い出は、私の心に刻まれたと思う。残りの3日間、みんなと一緒に頑張りたいと思う」と感謝を述べた。

 

 OKOVOのイヒョクス団長は、「このような席を作ってくれてありがとう。コロナで3年間小樽に来られなくて、イベントが無くなるのではと心配だった。

 

 あと3日間楽しんで、そして一生懸命に働き、もっと雪あかりを盛り上げて帰りたい。雪あかりだけではなく、春や夏・秋の小樽にも来てみたい」と話した。

 

 初参加のYooohaoの梁智硯(リョウチケン)さんは、「海鮮が大好き。雪あかりのボランティアでは、水や雪を運んだり頑張った。友達も沢山できた」と楽しんでいる様子だった。

 

 ◎小樽雪あかりの路ボランティアとは(外部)

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