令和4年度小樽市優良技能者表彰 模範となる10名を決定

 

 

 小樽市(迫俊哉市長)では、2022(令4)年度小樽市優良技能者10名を決定し、2月17日(金)11:00から市消防庁舎(花園2)6階講堂で表彰式を行った。

 

 48回目となるこの事業は、1975(昭和50)年に中小企業の振興を目的に始まり、市内中小企業者等で勤務成績が優秀で、卓越した技能を有し技能水準の向上に努めるなど他の模範となる者を、これまで528名表彰している。

 

 表彰式では、小樽地方技能尊重運動推進協議会・濱本進会長をはじめ、小樽商工会議所・尾崎伊知朗工業委員長、小樽技能士会・山田清美会長、小樽地方職業訓練協会・髙橋伸幸副会長、推薦団体会長らが見守る中、表彰者10名の紹介後1人ずつ表彰盾を授与した。

 

 濱本審査委員長は、「1月13日(金)審査員6名により、各団体からの候補者を慎重に厳選な審査を行い10名を決定した。職種は多種多様で、長年にわたり研鑚を積まれた方々で、受賞者には若い人も多く、若い技術者が育っていることを喜ばしく思う。この表彰は、育成の一助になると思っていて、本市の有能な技術者の更なる活躍に期待する」と表彰に至る説明を行った。

 

 迫市長は、「各分野において卓越した技能を有し、その技能を通じて、生産性の向上や後進の指導を行い、技能水準の向上に尽力している優秀な技能者を表彰している。

 

 優秀な技能者による弛まない努力により、本市経済は発展してきた。地域経済の活性に力添えをいただいている皆さんの活躍は、本市の誇りであり財産。

 ものづくりのまち小樽の礎として、本日受賞された皆さんの技術と努力が未来へ継承されていくためにも、持続可能な地域経済の発展を目指したい」と祝辞を述べた。

 

 受賞者を代表して、進栄建設株式会社の中村保さんは、「伝統ある職人のまち・小樽において、技能の継承・発展のため、この栄誉を契機に今後さらなる技能の向上と若い技能者の育成に力を注ぎ、地域産業の発展に寄与すべく最善を尽くす所存である」と謝辞を述べた。

 

 小樽美容協会(池田麗子会長)推薦のハートオブゴールド(花園3)美容師・中島智子さんは、美容師になって25年、特に着付け技術に優れ、3度目に出場した全国大会で入賞。真面目な人柄が幅広い年齢層の顧客に支持され、着付けの勉強会にも参加し、日々、技術の錬磨に努めて、後進の指導育成にも尽力している。

 

 池田会長は、「勉強会に参加し技術を磨き、勉強会の次の後継者となる有望な人物」と太鼓判を押した。

 

 令和4年小樽市優良技能者表彰受賞者

 石井邦彦 石井工作所株式会社
 石田栄士 ヘアースクエアーイシダ
 金岡高史 有限会社ホームセンター・パドラック
 木村直文 北海道技建株式会社
 鈴木裕生 株式会社北海電気
 田中伸英 株式会社大忠安藤建設
 中島智子 ハードオブゴールド
 中村保 進栄建設株式会社
 目黒隆 有限会社水越工務所
 和田聡 株式会社温泉宏楽園

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