雪あかりの路バックヤードツアーで小樽の歴史や見どころ紹介

 2月11日(土)・12日(日)・18日(土)の3日間限定で小樽雪あかりの路点灯前の時間帯に、おたる案内人約20名がガイドを務めるバックヤードツアーを3年ぶりに復活させた。

 

 小樽市観光物産プラザ(色内2)で15:00〜16:00に受付を済ませた参加希望者は、雪あかりの路会場や歴史的建造物を巡り、建造物や同イベントの特徴などを聞きながら1時間ほどの散策を楽しんだ。

 

 11日は23名、12日は19名、最終日の18日は、風もなく穏やかな日となり8組12名が参加した。

 

 北海道旅行6泊7日で小樽を訪れた福岡県北九州市在住の夫婦は、3日間滞在中にバックヤードツアーに参加し、案内人の阿部さんがガイドを務め、歴史的な建物を約20件紹介。御影石のロードヒーティングや木骨石材を使用している建物などを説明し、小樽市歴史的建造物第19号の旧安田銀行小樽支店(昭和5年建築)が曳家して残された話など、エピソードも交えて紹介した。

 

 雪あかり運河会場では、浮き玉キャンドルや使用している地元産のロウソクについて、海外ボランティアが灯を灯したりオブジェの補修をする姿などから、ボランティアの重要性などを伝えた。

 

 会場に並べてあったスノーキャンドルを、同プラザ前で制作体験しツアーは終了。北九州市の夫婦は、「無料で案内してもらい、とても勉強になった。建物に興味があったからとても良かった」と満足していた。

 

 ガイドの阿部さんは、「冬の小樽の良さも分かってくれれば」と期待した。

 

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 マリンウエーブ小樽とホープ・ワンの協力で実施されているマリーナプロムナード周辺では、3年ぶりにあかりの路会場を、2月1日(土)・12日(日)・17日(金)・18日(土)の4日間開催した。

 

 今回は重機で雪を盛り、子どもたちにも楽しめるスポットとして、高さ4mから滑る40mの滑り台を制作。その周辺には、スノーキャンドルなどでロウソクを、3日間で250個使用する規模で点灯し、幻想的な光景を創出している。

 

 滑り台は14:00〜16:00、点灯は17:00〜19:00。マリーナ駐車場は無料で、トイレや休憩室の使用も可能とした。

 

 ホープワンの佐藤さんは、「マリーナと言えば夏のイメージもあるが、冬もとても良いので楽しめます」と話していた。

 

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