小樽産品の魅力を知ろう!飲食店事業者等勉強会

 一般社団法人小樽観光協会(西條文雪会長)のおもてなし推進委員会・飲食・物販担当部会(?田寧子委員長)は、2月22日(水)14:00から小樽市観光物産プラザ(色内2)三番庫ギャラリーで、“おたるの旨い”をもっと知ろう!小樽産品試食・展示・勉強会~お酒のおとも編~を開催し、市内飲食店事業者や観光事業者など約40名が参加した。

 

 小樽を訪れる観光客に、小樽の産品の魅力を知ってもらうには、地元の人からの勧めが大事なポイントとなり、地元事業者が小樽産品について知識を持ち提供することで、観光客のおもてなしに繋げようと、第1回目の勉強会の運びとなった。

 

 6社が自慢の小樽産品について10分間のプレゼンを行い、商品の魅力やストーリー、基本的な調理法、保存方法などを説明。その間、参加者には試食が提供され、改めて小樽産品の魅力を知る機会となった。

 

 株式会社小樽海洋水産(高島1)は、特製の甘えび魚醤油を隠し味に第3回小樽水産加工グランプリ金賞を受賞した小樽の小鍋(石狩鍋・かに鍋・鮭うしお汁)や北海道スープカレーセットを紹介し、寿司で作ったケーキを展示。

 

 小樽祝津産のホタテ商品に拘る有限会社ツクナカ(築港6)は、真空包装し長期間保存可能なアヒージョ風帆立とチーズや味付け帆立貝極みを紹介し、今後も小樽のホタテを使った商品開発を進めたいとした。

 

 海苔とシイタケや北海道の昆布を扱う株式会社本野雄次郎商店(緑2)は、特殊製法でのりのようなシート状に削り上げた北海道味付昆布と、調味料・添加物無添加で函館産真昆布をじっくりと焙煎加工で焼き上げた焙煎焼いただけまこんぶを出展。

 

 株式会社小樽飯櫃(信香町1)は、国産でまかなう拘りがあるたこざんぎと四元豚焼売。

 木村製菓株式会社(新光5)は、黒大豆と砂糖のみを使用して豆の風味を生かし、賞味期限が長く砂糖をまぶしていない十勝の黒豆黒しぼりを出品。

 

 株式会社マルハ橋本商会(祝津2)は、隠し味にはちみつを入れ羊の腸を使用しているロングセラー魚肉ウインナーや、スケソウダラと卵をブレンドしてふわっとした食感の魚屋のたま助を提供し、担当者は、「使えるシーンがあれば使ってもらいたい。花園にも広める努力をしたい」とPRした。

 

 2部はブース展示と即売会が行われ、酒造メーカーの北海道ワイン株式会社(朝里川温泉1)・田中酒造株式会社(色内3)・小樽ビール(港町5)の3社が加わった。

 

 北海道ワインでは、ワインの街小樽を地元飲食店と一緒に盛り上げたいと、店舗に展示できるよう、QRコードが書かれたボードを配布し、大正硝子製造のグラスでバイザグラス(グラス売りの販売)キャンペーンを実施。

 

 同社ワインのグラス売りをキャンペーン参加要件とし、1脚600円のグラスを6脚2,400円で提供。担当者は、「地元のものを食べて飲むためのツールとなれば」と話していた。

 

 参加者は各ブースを回り、担当者から商品の説明を聞き、気に入ったものを買い求めていた。

 

 北海道観光社交事業協会の加賀透修小樽支部長は、「地元の製造会社を再確認でき、勉強になる。店で使いやすそうなものもあり試してみたい」と話した。