セイコーマート小樽最上店従業員 特殊詐欺被害防止に貢献

 セイコーマート小樽最上店従業員の長沼さおりさんと高松一真さんは、特殊詐欺被害防止に貢献したとして、小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)から感謝状が贈呈された。

 

 3月6日(月)13:30から同署で贈呈式が行われ、長沼さんと高松さんとセイコーリテールサービス株式会社札幌北営業部の木村恵輔課長が出席し、本間署長から感謝状、北海道警友会の白井登小樽支部長から感謝状と記念品が贈呈された。

 

 高松さんは、2月15日(水)に来店した70歳代の男性から、電子マネーカードはどこにあるか尋ねられ、使用目的を聞くとパソコンのウイルス除去に必要だと言われ、金額が4万5千円だったことから、会話を耳にした長沼さんも加わり、高額なので警察に電話してみることを勧めた。

 

 自宅の電話では、片言で話す外国人女性と電話が繋がっているままだったという。警察官が到着して、詐欺であることが分かり未然に防ぐことができた。

 

 長沼さんは、3日(金)にも80歳代のお客さんが同じような理由で、電子マネー5万円分を購入しに来店していて、詐欺の疑いもなく購入して帰ろうと思っていたが、長沼さんが気転を利かせて詐欺を見破り防止に繋がった。

 

 長沼さんは、過去に特殊詐欺に遭った人が同店舗で購入していたことを知り、止めることが出来なかったと深く反省し、勇気を持って踏み込んだ対応が被害防止に繋がり、「地域の方が多く来店している。

 

 年配の方も多く、ますます注意して、コミュニケーションをとりながら話を聞いていきたい。今回は、防ぐ事が出来て良かった」と話し、高松さんは、「未然に防ぐことができて良かった。お年寄りが電子マネーカードを買いに来た時は気を付けたいと思う」と話した。

 

 日頃から多くの高齢者に利用されている同店舗では、電子マネーカードを良く知らない人や高額なカードを買おうとしている人には、一声掛けようと指導しており、日頃の注意や従業員の連携により特殊詐欺の被害防止に繋がっている。

 

 本間署長は、「毎回の阻止に協力していただき感謝する。コンピューターの知識のあまりない人に対する攻撃を上手く探知し、阻止してくださりありがたい。お客さんには高齢者が多く、普段から気にかけた対応をしていただいている」と感謝した。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)

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