小樽水産高校生考案 生協で缶詰先行販売!

 北海道小樽水産高等学校(若竹町・木村司校長)の生徒が考案したレシピを元に、商品化した「洋風ホッケボール~デミグラスソース仕立て~」の缶詰を、3月18日(土)・19日(日)9:00~11:30に、コープさっぽろ南小樽店(入船1)とコープさっぽみどり店(富岡1)で、地元市民に向け先行販売を実施した。

 

 2年前に卒業した同校水産食品科6名の生徒が考案したレシピを元に、札幌テレビ放送番組「どさんこワイド179」料理コーナー担当の料理研究家・星澤幸子さん監修の下、地元の食材を使い、もっと多くの人に食べてもらいたいを形にしようと、国分北海道株式会社が商品化した。

 

 缶詰が手に取りやすく目立つよう各店に特設会場を設置し、青い半纏姿の学生が試食も用意して売り場に立ち、情報を知った市民らは応援の意味も込めて買い求めていた。2日間で希望小売価格520円(税別)のところ、特別価格498円(税別)で480個(各店舗)を販売。

 

 南小樽店では、同社社員や同校教員らも協力し、水産食品科2年生の三関さん・先川さん・川澄さん・竹内さんが販売体験。缶詰の試食を勧めたり、エレベーター前でのチラシ配布などを積極的に取り組み、「いっぱい買ってくれて嬉しい。沢山売れると良い」などと話し、試食した客からは「美味しいよ!」と、激励の声をかけられた。

 

 南小樽店の早坂宏希副店長は、「対面販売はますます減ってきているが、お客さんに、安心安全を感じてもらうためには大事なこと。高校生にも対面販売の意義や大切さを感じてもらいたい。当店としても、このような機会を大事にして、作っている人が見える安心を与えていきたい」と話した。

 

 石と鉄(色内2)の中源博幸代表は、「地元高校生を応援したい。店にも同校卒業生が働いている」と、さっそく購入していた。

 

 缶詰レシピを考案したひとり、渡辺さんの母親は、「娘の写真も缶詰に載っていて記念になるので、親戚に贈ろう買いに来た。いろいろなことを経験させてくれる学校なので、思い出ができて良かった」と話した。

 

 19日も同じ2店舗で高校生による販売を予定している。20日(月)からは、道内観光地売店・量販店・札幌テレビ放送の通販で販売する予定。

 

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