小樽市消防本部でパワハラ2件!4名に減給・戒告処分

 小樽市消防本部は、職員間におけるパワー・ハラスメント事案2件を認め、事案及び4名について処分の概要を3月28日(火)に発表した。

 

 ⑴50歳代係長職の職員が2022(令和4)年8月〜12月にかけ、⑵30歳代一般職の職員が2022(令和4)年7月〜令和5年1月にかけ、複数の部下に対し、人前での叱責・業務上必要な範囲を超える言動で心情を害し、職場環境の悪化が見られた。

 

 50歳代係長職に3か月間10分の1の減給、50歳代課長職に戒告、30歳代一般職に3か月間10分の1の減給、50歳代課長職は懲戒処分に至らず訓告とした。

 

 これらパワハラ続発の監督責任については、消防署長に戒告、消防長については、小樽市職員分限懲戒審査委員会において別に審査される予定で、処分内容については現時点で不明。

 

 再発防止として、同本部ではハラスメントに関する研修の効果的かつ定期的な実施により、ハラスメントに対する正しい知識を職員ひとりひとりへ浸透を図るほか、ハラスメントなどについて、職員が相談しやすい体制を強化するとした。

 

 土田和豊消防長は、「安心と安全を守る消防組織において、このような事案が発生したことについて、市民の皆様に深くお詫び申し上げます。この度のことを重く受け止め、再発防止の徹底に全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントした。