小樽ウォーキングサポーターの会 衛生教育奨励賞受賞

 小樽健康づくりウォーキングサポーターの会(西岡昭治会長)が、衛生教育活動の普及と発展に寄与する優秀な個人・団体に贈られる、一般財団法人日本公衆衛生協会第55回衛生教育奨励賞を受賞した。

 

 3月28日(火)14:30から市役所(花園2)2階市長応接室で報告会が開かれ、西岡会長をはじめ、安藤裕康副会長、川初清典北海道大学名誉教授・中川喜直小樽商科大学教授が出席した。

 

 同会は、小樽市保健所の健康づくりの施策のひとつであるウォーキングサポーター養成講座を、2010(平成22)年5月から開講し、その修了者が、ウォーキングの自主活動や知識・技術の向上・普及活動を継続し、健康増進に取り組んでいる。

 

 養成講座は、川初名誉教授と中川教授が講師を務め、全5回で座学から実技、救急実習まで体験し、クリアした者に認定証が与えられる。

 

 現在、サポーターとして60名ほどが登録している。35名ほどが実際に活動して年5回のタウンノルディックウォーキングを開催。花園グリーンロードなどに集合して、7kmまたは8kmのコースを設定しなえぼ公園や水族館などを目指す。

 

 また、町内会・サークル・高齢者施設など、ウォーキングを始めてみたい人にサポーターが出向き、健康づくりの輪を広げている。

 

 西岡会長は、「市内の5つのコースをウォーキングや、ポールも貸出しポールを使ったストレッチを行い、メンバーは、自分なにり自主メンバーを集め普及活動に努めている。

 

 今回の受賞は、10年間、市民の健康の維持管理に地道な努力が報われた結果」と受賞を喜んでいた。

 

 迫市長は、「ノルディックウォーキングの啓発に力添えをありがとう。平均寿命と健康寿命の差を縮めることを、いろいろな角度から考えたい。これからも健康保持増進に努めてもらい、多くの市民に健康になってもらいたい」と話した。

 

 川初教授は、「小樽は高齢者が多いことではマイナスイメージだが、この度小樽が評価されたことで、小樽の健康行政は華々しく進んでいる。坂には坂の歩き方があり、小樽市民の文化として歩いてもらいたい」と話した。

 

 中川教授は、「健康保持増進には最適。子どもから高齢者まですべての世代に適応。普通に歩くよりもポールを使うことで1.2割増。幼児期から歩くことが大事で、高齢者には1.5倍の運動を」と、体を動かす事の重要性を強調した。

 同賞の第49回の時には、おたるストックウォーキングの会(多田光義会長)が受賞している。

 

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