いつもの薬局・わたしの薬剤師を! 小樽薬剤師会

 小樽薬剤師会(花園2・桂正俊会長・会員198名)は、まずは、「いつもの薬局」や「わたしの薬剤師」となるかかりつけを持つよう周知を図り、薬剤師と顔見知りとなり、必要と思えば、薬剤師を指名し同意書の手続きを行い登録し、より安心安全で健康なくらしを送るよう活用してもらいたいとした。

 

 昨今、かかりつけ医は良く耳にするが、聞き慣れないかかりつけ薬剤師は、2016(平成28)年4月から制度が開始され、複数の病院の処方箋を、行きつけの薬局や自宅近くの薬局の1ヵ所で受付ができ、お薬手帳を忘れたたり、出された薬の飲み合わせを聞いたり、薬が重なってしまう時や飲み忘れた薬についてなど、気軽に相談しアドバイスを受けることができ、これまで処方された薬を1カ所で記録し総合的に把握、健康なくらしをサポートする。

 

 同会副会長で、松ヶ枝堂薬局(松ヶ枝町1)薬剤師の土屋総之代表取締役社長は、「まずは、いつもの薬局・わたしの薬剤師を見つけ、複数回利用してみて、良ければ次の段階として登録を。健康食品などと飲み合わせの悪い薬もあり、生活に合わせて工夫するなど適切なアドバイスができる。

 

 薬に関してはもちろん、コロナの相談やワクチンについて、検査キットなど、心配事にも対応でき、フォローの厚みが増してくるのでは」と話した。

 

 かかりつけ薬剤師の登録には、現在の負担より約60円〜100円ほど高くなる指導料が発生し、1度決めても変更や取り下げが可能だという。

 

 ◎小樽薬剤師会(外部)

 ◎松ヶ枝堂薬局(外部)