第2回OTARU PRODUCT 作家16名が集結!

 OTARU PRODUCT(BASE−C96吉田真樹代表)主催の小樽で暮らす私たちの小さなBRAND展示会が、4月20日(木)11:00からスペースアルト(稲穂2)で始まり、心待ちにしていた市民が開店前から並ぶ光景も見られた。

 

 小樽で製造・販売をしている個人や店舗を持たない作家が、小樽で暮らすため商売の地盤を固めるための取り組みで、メイドイン小樽の素敵な雑貨を購入してもらうイベントとして、2022(令和4)年12月に第1回目をスタートさせ、今回2回目の開催となった。

 

 リノベーションした素敵な空間が広がる会場には、アクセサリー作家・カービング作家・花屋・菓子屋・写真家など作家16名による、オリジナリティ溢れ日常の暮らしを豊かにしてくれる雑貨たちが、所狭しと並べられている。

 

 会場に常駐している作家が、商品についての質問に丁寧に応えてくれ、来場者は、早速お目当ての雑貨を買い求めていた。

 

 koba-coさんは、春と花をテーマに紙を素材に展開中。ネパール紙で花袋を制作。一輪差しやちょっとした花を飾ったり壁にかけても楽しめる。海外のスタンプを押した栞やこんなのあったら良いなと思うポチ袋、おしゃれなレターセットなどプレゼントに最適。

 

 あぶらとり紙専門店ひよりは、布のポーチやシマエナガのマグネット、ポケットティッシュケースなど、布小物が可愛い。

 

 フランス語でみどりを意味するLa Verte(ラ・ベルテ)は、昨年10月に岡山から移住したばかりで初参加。オーガニックやフェアトレード、余市の無農薬ラズベリーやサツマイモ、平飼い卵を使用して、有機豆乳たっぷりのマフィンやスコーンをはじめ、バター未使用の植物性スコーンやクッキーも。普段は長橋の自然食品店AMIで委託販売中。

 

 喫茶店営業を夢見ている喫茶飴色は、小樽に憧れて埼玉から移住して5年目。オレンジのジャムに生チョコを混ぜたガトーショコラやクッキーなど、手作りの焼菓子を販売。国産小麦粉を使用し、手に入りやすい材料で作れる菓子を自宅で金曜と日曜に販売している。

 

 カレッジとチャンスの造語で考えたcourance(カレンス)のコンセプトは、おしゃれをする勇気と挑戦を応援する。アクセサリーの金属は、錆びにくく肌に優しいサージカルステンレスを使用。イヤリングのパーツは無料で付け替えてくれる。

 

 カービング作家のTom’s carvingさんは、リアルな猫の置物をはじめ、木目を生かしたカード立てやアクセサリーを出店するなど、どの作家も魅力溢れる商品を展開中。

 

 店舗入口には、住吉神社の花手水でお馴染みの小樽フラワーによるミニ花手水が心和ませ、店内には、ドライフラワーや苔玉・雑貨に馴染む生花も。

 

 フォトグラファーの眞柄利香さんは、小樽に住んでいても、狙っていなければ見られない風景を写真に収めている。和紙に印刷した作品もあり、ピンク色に染まる運河の旧北海製罐第3倉庫など、なんとも言えない小樽の光景をポストカードや額装で販売中。

 

 吉田代表は、「小樽在住の作家が小樽で集い、技術もアップし、イヤリングの金具を取り換えてもらえるなど便利なことも。作家さんと知り合いになれ、雑貨は楽しい。ぜひゆっくりのんびりしに来てください」と来店を呼びかけている。

 

 第2回OTARU PRODUCT 4月20日(木)〜22日(土)11:00〜16:00

 スペースアルト(稲穂2) 入場無料