無農薬野菜即売会 小樽図書館へ児童図書寄贈

 都通り商店街無農薬野菜即売会実行委員会(鈴木創実行委員長)では、2022(令和4)年度開催の土曜市の売上の一部から児童図書84冊(20万円相当)を、市立小樽図書館(伊藤信彦館長)に寄贈し、4月26日(水)15:00から小樽市教育委員会(緑3)教育長室で贈呈式を行った。

 

 鈴木実行委員長としりべし百姓クラブの村上順一さんら3名、林秀樹教育長と伊藤館長らが出席し、鈴木実行委員長から林教育長へ目録が手渡され、市からは感謝状が贈られた。

 

 後志の農家等が集まる同クラブ18件のうち平均13件が集まる同即売会(土曜市)は、今年で23年目に入った。2008(平成20)年に社会福祉協議会へ図書の寄贈が始まり、2009(平成21)年〜2012(平成24)年は同図書館へ寄贈。

 

 2014(平成26)年からは、毎年市内小学校2校ずつに寄贈を続け、前回の忍路小学校で一通り寄贈が行き届いたため、今回は、同館の児童図書を拡充してほしいとの趣旨から、市内小中学校図書館を支援するスクールライブラリー便に活用する本を拡充した。

 

 同館子ども専任チームが、食べ物のありがたさや食育中心に選んだ「チキンラボどうしてそうなる?」や「ニンジンジン」、「季節の食べ物クイズ絵本12か月」など84冊。

 

 林教育長は、「今年もありがとうございます。子どもたちに喜んでもらえると思う。即売会が大入りであることを願う」と感謝した。

 

 村上さんらは、「久しぶりに平常に戻り、例年以上の人に来てもらたい。今年は、対面販売にためらいもなく、お客さんも楽しみながら買い物ができる。これからも寄附を続けていくために、市民に協力してもらいたい」と話していた。

 

 今年の土曜市は5月6日(土)からスタートする。アーケード内が車両通行止になる11:00から開店すると、大勢のリピーターや観光客で賑わい、売上の一部をその都度集め、本を選んでもらい寄贈している。

 

 11:00前のアーケードは車が行き来して危険なため、開店時間11:00を厳守するとした。

 

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