4年ぶりに和を遊ぶ 6/11小樽伝統文化楽しむ

 小樽伝統文化の会「和を遊ぶ」実行委員会(藤間扇玉会長)では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となっていた「和を遊ぶ」を、6月11日(日)に小樽市民会館(花園5)ホールでの公演をはじめ、書道展や体験会、弁当や季節の菓子・小樽の物産、着物や帯の出店販売などを各フロア等で実施し、従来のかたちで4年ぶりに復活する。

 

 小樽に息づく和の文化の小樽市文化団体協議会に加盟する三曲・日本舞踊・詩吟・華道の団体が中心となり、2009(平成21)年に第1回開催以来、毎年続けられ、子どもから大人までが熱心に稽古を重ね、その成果を発表し小樽市民を楽しませている。

 

 その功績が認められ、2016(平成28)年度北海道地域文化選奨特別賞を受賞し、「和のこころ」を小樽の人々と後世に繋げていくことを目的としている。

 

 第12回目は、箏曲「黒田節による幻想曲」など14演目を開催。トリの企画作品は、箏曲・詩吟・日本舞踊・俳句の共演「おたる四季彩々」。

 

 毎回出演している箏の平川萩寿恒氏との繋がりで、和を遊ぶ取り組みに感心を寄せたことから箏曲山田流萩岡派宗家・四代萩岡松韻氏が作曲を手掛け、東京の師匠・藤間琇豊氏が振り付けしたこの日のためのオリジナル作品で、さらに演出は藤間扇玉氏、構成・脚本を藤間扇久華氏が担当している。

 

 扇久華氏は、「“かつで芸どころと言われた小樽に息づく伝統文化をお遊びいただきたい”を毎回のテーマとしている。この会の目玉は、最後の演目の企画作品。第1回から小樽にちなんだ作品を発表し続けていることから、作曲の先生や振付の先生に小樽の歴史や風土を伝えた。今回は、舞台作品の王道的なイメージでできあがっている印象。

 

 演者の我々と客席の皆さんが小樽を共有できる時間にしたいと企画作品を実施。伝統の芸事を介して、小樽を演者と共有できる時間であれば嬉しい。

 

 生の舞台を見ることは人々の心に活気や彩りを与え、体いっぱいに浴びて楽しんでください」と来場を呼びかけた。

 

 藤間会長は、「国を守ることは文化を守ることだとずっと思ってきた。文化を学ぶことは精神のお稽古であり、日本人の精神を身につけること。そのためには、続けることに意味がある。長く続けることで、先代たちが残したものを大切に守っていきたい」と話した。

 

 今回5回目となる小樽の選ばれし殿方による日本舞踊「令和かっぽれ」は、中村全博氏をはじめ7名が出演。中村氏以外は初出演となり観客からも注目が集まる。中村全博・尾崎伊智朗・渡部一雄・本間直人・村岡啓介・鹿角健太・黒田敬史の7氏は、3月15日(水)から週1回の練習を続け、4月30日(日)12:30から初めての舞台稽古を行った。

 

 着物姿の7氏は、これまでの練習の成果を活かしながら踊り、立ち位置などの厳しいチェックを藤間会長から受け確認し合った。

 

 藤間流扇玉会会員でおたる政寿司取締役会長の中村氏は、2015(平成27)年第7回の時に舞踊「長唄 春の寿」に初出演してから、日本舞踊に魅せられ、選ばれし殿方たちの手本となり観客を喜ばせてきた。

 

 今回の演目では初の女形にも挑戦し、「女っぽくみえるように踊りたい。挑戦という言葉が気に入っている」と、意欲的な姿勢で稽古に臨んでいた。

 

 このほか、これまでの華道に変わり、臥龍社と小樽書遊会の書道展を2階展示ホールで開催し、1階ロビー入場口横には撮影スポットを設け、#小樽と#和を遊ぶで投稿できる。

 

 着物姿の来場者を撮影させてもらい、舞台演目「おたる四季彩々」の上演前にスクリーンで投影する。2階5~7号室を飲食ができるお休み処として開放する。

 

 3階和室で詩吟体験、小樽市能舞台で能楽体験と能舞台の見学、おたる小町(稲穂2)の事前着付け(有料)も実施している。

 

 小樽市民会館開館60周年記念小樽市民会館自主事業

 小樽伝統文化の会第12回和を遊ぶ 6月11日(日)

 開場11:00(出店販売・書道展・体験)、12:30開演

 全席自由 前売1,500円・当日2,000円

 チケット販売:小樽市民会館・小樽市民センター・玉光堂小樽本店・ローソンチケット(Lコード11749)

 

 ◎小樽市民会館お知らせ〜第12回和を遊ぶ(外部)

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