春の全国交通安全運動 150人が集まり街頭啓発

 統一地方選挙の影響でひと月遅れの5月11日(木)、春の全国交通安全運動(5月11日〜20日)が始まり、小樽でも9:30からJR小樽駅前に集まり、「セーフティコールおたる」交通安全一斉街頭啓発を実施した。

 

 上石明副市長と佐藤伸治警察署長、女性指導員・小樽地域交通安全活動推進委員協議会・ワンワンパトロール隊・小樽地域安全運転管理者協会・警友会小樽支部・市内ライオンズクラブ・トラック協会などから約150名が集まった。

 

 上石副市長は、「今年の春は、例年に比べて雪融けも早く、外出に最適な季節となり、一方で交通量の増加により交通事故の増加を懸念している。

 

 出かける機会が増える子どもたちや自転車を利用する人々の事故防止を図るためにも、ドライバーだけでなく市民の皆さんにも交通ルールの遵守を呼びかけたい」と挨拶。

 

 佐藤署長は、「3つの重点として、子どもをはじめとする歩行者の安全確保・横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上・自転車のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底を掲げている。

 

 市内の人身事故の発生件数は、4月末現在で怪我も含め65件。昨年同月と比較して17件増。コロナ禍前の2019(令和元)年と比べても8件増。交通事故の統計からも、車の量と人の動きが増えている状況が推察される。

 

 子どもや高齢者をピンポイントに啓発活動に力を入れるとともに、パトカー走行、警察官の姿を街頭で見せる活動も並行しながら、危険な場所による交通取り締まりにも力を入れたい。

 

 3つの活動条件において、皆さんから実践し手本を示し、口伝いに交通安全の輪を広げてもらいたい」と述べた。

 

 参加者は、駅前の国道5号線の左右に分かれて旗を持って並び、旗波を作ってドライバーや通行人に交通安全と飲酒運転根絶を呼びかけた。

 

 小樽交通安全協会・廣瀬保男会長は、「自転車のヘルメット着用するよう、シートベルトの時の同じように周知徹底をお願いしたい。運転免許を持っている人が無事故・無違反を目指す、参加型交通安全運動のチャレンジ・セーフティラリー北海道への参加もお願いしたい」と述べた。

 

 同運動10日間の期間中、様々な地区での街頭啓発を予定している。

 

 ◎小樽市令和5年交通安全運動実施計画(外部)

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