米国艦船“パトリオット” 小樽港中央ふ頭接岸

 小樽市(迫俊哉市長)は、小樽港長(小樽海上保安本部長)から小樽港港湾管理者(小樽市長)に、7月25日(火)付けで、米国艦船パトリオット(艦長:ピーター・ビュー少佐)が小樽港に寄港したい旨の通知があり、寄港にあたり3つの条件について精査。

 

 核兵器の搭載能力がなく搭載していないとの回答を得たことなどから、27日(木)に使用岸壁として、31日(月)8:00〜8月3日(木)10:00に中央ふ頭3番岸壁を手配した旨を、小樽港長宛に文書で回答。予定通り31日(月)8:00頃、小樽港中央ふ頭第3号岸壁に接岸した。

 

 ビュー艦長率いるアヴェンジャー級掃海艦の同船は、全長約68.3m・幅11.9m・排水量1,300トン・最大速度14ノット(時速約26km)・最大上陸人員60名。直前の寄港地は佐世保基地。

 

 小樽港への寄港は、2016(平成28)年と昨年2022年7月11日。今回は3度目となり、入港目的は乗員の休息・休暇、燃料や食料補給などの通常入港で、約85名が乗艦している。

 

 ビュー艦長は、「インド太平洋地域の平和と安全の維持において、日米同盟はこれまで以上に不可欠なものとなっている」と述べた。

 

 在日米海軍司令部は、「北日本は、給油・補給・乗組員の休養のための米海軍艦船の寄港を受け入れることで、日米同盟において重要な役割を果たしている。

 

 寄港中、乗組員たちは観光や買い物を楽しみ、地元の名物料理や特産品を堪能し、豊かな文化に触れ、風光明媚で歴史ある北海道について学ぶことを楽しみにしている」とコメントを発表した。

 

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