ユネスコスクールニコニコフェア 小樽高島小で開催

 小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)では、7月27日(木)9:00〜12:00、ユネスコスクール認定の市立高島小学校(高島5・篠崎大作校長)で、第3回ユネスコスクールニコニコフェアを開催した。

 

 夏休み中の学校を会場に、小学1〜6年生64名が参加し、同協会会員10名が協力。スライドや紙芝居などでユネスコの活動について学び、外国語指導助手(ALT)が講師となりユネスコスクールの英語プログラムや、英語を交えたゲームを楽しんだ。

 

 同スクールは、豊富な自然と歴史的遺産をもとにした「ふるさと教育」を軸に、環境・人権・平和・福祉・国際理解・地域伝統文化・文化遺産をテーマとして、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践する。

 

 同校は、2013(平成25)年6月に、市内で初めてユネスコスクールに認定された。10年目を迎えた今年は1月に2回目を開催している。

 

 市内の小中学校で英語を指導するALTのジャスティン・フリーゼンさん、アンディー・ルースリーさん、ディラン・マッキーさん、ニコヤン・ブラケットさん、ロバート・ライアルさんが協力。

 

 5班に分かれて、ALTが10分ずつローテーションして英語で自己紹介を行い、お気に入りの動物や好きな理由についても英語で答えた。

 

 開校式で外園知代副会長は、「貧しくて学校にいけない子どもが3億人もいる。そんな人たちが学校へ行けるよう、将来、世界の人たちと仲良くしたり助け合ったりしてほしい」と挨拶し、藤本秀志教頭は「あまり体験できない国際交流の場・貴重な機会に感謝している」と話した。

 

 会員の中川めぐみさんは、「ユネスコ」について説明し、その中で「戦争をしないで平和のとりでをつくろう」と語り、平和とはなにか考える「ピースブック」を読み聞かせた。

 

 その後、英語バージョンの「オオカミさん今何時」を楽しみ、ALTとも次第に打ち解け合い、参加児童は思いっきり楽しんでいた。

 

 長原嶺さん(6年)は、「昨年も参加して楽しかったので楽しみにして来た。英語が好きなので、このような企画は嬉しい。ALTの先生とも交流できて良かった」と満足していた。

 

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