BOOKBOOK文庫第1弾イベント 七夕祭り

 7月23日(日)にオープンした小樽の赤岩町会(赤岩1・北田健二会長)が運営する、赤岩会館内のまちなか図書館「あかいわ文庫BOOKBOOK」で、8月9日(水)10:00から関連イベント第1弾七夕祭りを開催した。

 

 夏休み中とあって、近隣の年中から小学6年生まで約20名が参加し、願いごとを書いた短冊を、七夕飾りの竹の葉に括り付けたり、会館前の空き地で、絵を描いた紙を吊るして的にして、水鉄砲で遊んだ。的が破れたあとは、みんなで水鉄砲で水を掛け合い、子ども達の楽しむ声が町会周辺に響いた。

 

 図書館のオープン記事を読んだ匿名希望さんから、代表の長原麻以さんと協力者を応援したい
と連絡を受け、同文庫
がオープンして定期的にイベントを開催し、もっと図書館を知ってもらい利用してもらいたいと、長原さんと同メンバーの山田さんと今野さんが企画。

 

 赤岩在住だった匿名希望さんの家族は、子供の頃、同町会のイベントに参加して、加藤さんという町内会の人がいろいろと協力していた記憶があり、自身もイベント時に子どもたちに何かしたいと寄付を申し出た。

 

 匿名希望さんは、「小樽の地域ニュースが詳しく記事となっている小樽ジャーナルを読むことを楽しみにしている。今回は赤岩の若い女性の方が中心となって、町内の子供たちのために赤岩会館で頑張っている様子がとても詳しく記事になっていた。

 

 私は赤岩で生まれ育ち、50年以上前、夏の赤岩祭りや冬のクリスマス会の時など、町内行事の時には加藤さんというおじさんや知らない大人たちが、我々子供たちの面倒を見て守り育ててくれた。やがて成長して赤岩を離れ、小樽を離れて暮らしているが、今回の記事を見て、赤岩の子供たちのために一生懸命尽くしている若い女性を応援したくなった。

 

 加藤さんをお手本にして、わずかではあるが、赤岩の子供たちと町内のために頑張っている女性のために寄付をしたい」とコメントを寄せた。

 

 雨の予報だった天気が、水遊び日和となり、水鉄砲を持参する子どももいて、みんなで掛け合ったり、全身濡れながら大いに盛り上がり、会館周辺には子どもたちの遊ぶ声が響いていた。

 

 寄贈のアイスをみんなで食べておしゃべりしたり、寄贈の田中酒造の酒粕せんべいやイカせんべい、甘納豆をおみやげに配布し、クッキーの寄贈もあった。

 

 参加した女の子は「びっしょり濡れたら、暑いのが吹き飛んだ」と喜び、小鷹梨真さん(小5)は、「とても楽しい。これからも赤岩会館の図書館を利用したい」と話していた。

 

 長原さんは、「子どもたちの喜ぶ笑顔を見て、開催して良かった。予算不足だったが、匿名希望さんのお陰」と感謝した。

 

 山田さんは、「子どもたちと接して、久しぶりに水あそびをして楽しかった」と話し、今野さんは、「子どもたちの楽しむ声が響き、懐かしく感じた。私自身も楽しい。今後も町会に協力してもらい続けていきたい」と話した。

 

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