秋のおたる歴史紀行音楽きこう 学生バンド講習会

 浅草橋オールディーズナイト実行委員会(斎藤仁実行委員長)は、秋の恒例イベント
「おたる歴史紀行音楽きこう」を、9月16日(土)・17日(日)の両日、運河公園休憩棟にある小樽市指定の歴史的建造物旧日石倉庫(色内3)で開催した。

 

 守って残した遺産の歴史的建造物を活用した音楽イベントで、小樽内外にアピールして集客し、地域の活性に繋げようと開催を続けている。

 

 初日は、札幌市内で音楽会社を経営し、愛宕音楽学院と学校法人山口精華学園精華学園高等学校札幌校代表の中間真永さんと同校の星諒さんが講師を務め、それぞれのパーツの指導者も来場し、小学生と高校生のアマチュアバンド講習会も開かれた。

 

 今春と2回目出演の山の手小6年生バンド「cresc.(クレッシェンド)」や、3年連続3回目の小樽水産高校吹奏楽部の「KAPPEI(カッペイ)」、全道大会で4位に入賞した2回連続2回目「BOM(ボン)」など10バンドがエントリーし、それぞれの持ち味を披露し、プロの指導を受けた。

 

 2日目は9バンドが出演して発表会が開催され、中間さんが、「伸びしろがあるバンドも多く、完成に向けて個人のレベルを上げること。なりたいものへのイメージができるか選曲も大事で、その中で、自分たちの良さを出すパフォーマンスも大事。

 

 心を動かし感動できるか、自分たちのパフォーマンスでアグレッシブに演奏してもらいたい」と総評を述べ、講習会に参加した児童・生徒は、今後の活動にプラスとなる貴重な時間を過ごした。

 

 小樽出身の星さんは、「ギターのチューニングをしっかりすること。弾いてみてしっかり合わせる。ズレていると不調和音になる。その後、気持ちを引き締めるためにも無駄な音を出さない」とアドバイスした。

 

 cresc.(クレッシェンド)は、オープニングに優里の「ドライフラワー」、最後はビートルズの「レットイットビー」、その間3曲をオリジナル曲を演奏。

 

 今回の発表会では、「チューニングが合わなかったり、楽譜をなくすなどハプニングがあったが、楽しく演奏できた」と話していた。

 

 2日目は、小樽案内人の斎藤実行委員長が小樽の歴史的建造物について語り、この会場の構造でもある木骨石造についても、「本物の小樽の歴史的建造物を見てもらいたい」と説明した。

 

 講習会後は、小樽や札幌の6つのバンドが出演してザ・パーティーズでイベントを締めくくった。

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