国体出場 小樽水産高校ヨット部3選手が表敬訪問

 小樽水産高校(若竹町9・亀山喜明校長)ヨット部の3名は、10月8日(日)~11日(水)鹿児島県鹿児島市で開催される第78回国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)セーリング競技に出場する報告のため、9月22日(金)16:30から市役所(花園2)を訪問した。

 

 同校ヨット部・髙橋憲太顧問と情報通信科・髙橋さん(3年)、海洋漁業科・武藤さん(3年)、水産食品科・佐原さん(1年)に、迫市長と林教育長が対応した。

 

 髙橋さんは北海道予選で優勝し、国体への切符を得て、少年女子ILCA6級の部に出場する。小樽出身で、高校からヨットを始め今回2回目の国体で、「高校最後の大会なので、全力を出し切り、昨年の経験を活かして悔いのないよう頑張りたい」と話した。

 

 ペアを組む武藤さんと佐原さんは、高体連推薦を受け、少年男子420級の部に出場する。

 

 室蘭出身の武藤さんは小学校からヨットを経験。今回2回目の出場で、「高校最後の大会となり、レース経験を活かして、ペアの佐原君とチームワークで上位入賞を目指したい」と意気込みを見せた。

 

 初出場の佐原さんは札幌出身。特徴的な部に入りたくて入部し、「初めての国体なので良い成績を残せるよう頑張り、先輩へ最後に花を咲かせられるよう頑張りたい」と意欲を見せていた。

 

 現在、小樽水産高校ヨット部は3年生3名も含め10名で活動。築港でほぼ毎日練習に励んでいるという。今回の国体へは、北海道からは高校生と一般、監督の10名で出場する。

 

 迫市長は、「良い思い出を作ってください。港町の小樽で、ヨットの伝統を引き継いでいると言える。水産高校でヨットをしたい子がもっと集まればと思う」と激励した。

 

 髙橋顧問は、「最後に花を咲かせてもらいたい。北星余市と函館水産・小樽水産の3校にしかヨット部がなく、競技人口が少ない。道外では小さな頃からヨットをやっていて、その中から選ばれレベルが高いが、番狂わせがある。小樽は環境としては恵まれている」と期待した。

 

 セーリング競技は、帆に風を受けて風力だけで進み、艇の着順を競う。

 

 420級は、4ⅿ20cmある船が台形のコースを2周し、6レースのうち一番悪いレースを除く5レースの成績で、得点が一番低い順に決定する。(1位→1点)

 

 ILCA6級は、全長4.23m・全幅1.37m・船体重量59kg・セイル面積5.76㎡の1人乗りの小型ヨットで、ジュニアとユース世代を対象としている。

 

 10月3日(火)に3名の選手と船も持参し出発。4日(水)と5日(木)は船を組むところから始まり、6日(金)計測・7日(土)トライアルレース、8日(日)からレースを実施される。

 

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