11,000人以上が巣立つ!長橋小開校100周年

 10月28日(土)10:00から、小樽市立長橋小学校(長橋4・谷本慎司校長)では、全校児童238人を含む来賓・保護者・教職員など約350名が出席し、開校100周年記念式典を執り行った。

 

 小樽が大きく飛躍繁栄に向っていた1923(大正12)年6月10日、地域の人々の熱い願いで設立が許可され、真冬の12月、2階建木造校舎に10教室・629名の児童でスタートした。大正・昭和・平成・令和にわたり、11,000人以上の卒業者を輩出し、現在各界で活躍している。

 

 2016(平成28)年に色内小学校との統合を機に、教育目標を「かしこく なかよく たくましく」とし、地域に根ざした教育を進め、2022(令和4)年7月から、4校合同コミュニティスクールを立ち上げ、教育活動の充実に努めている。

 

 37代目の谷本校長は式辞の中で、「2022(令和2)年からコロナが大流行し、人との関わりを避ける生活となり、子どもの活躍する姿を見てもらえなくなり、辛い時期を乗り越えてきた。

 

 この経験を糧として、100年目の長橋小学校の子どもとして、賢く、逞しく、成長することを確信している。次の100年の土台を作りしっかりと受け止め、多様な人と協働しながら、新時代を作っていく担い手は皆さんです」と述べ、同校開校100周年記念事業協賛会の鈴木敏夫会長・薄井洋仁総務部長・林秀樹教育長が祝辞を述べた。

 

 鈴木会長から、生徒を代表して久保田さん(6年)と谷本校長へ、記念品(ステージの幕とクライミングボード)の目録が手渡され、体育館入口に設置したプライミングボールの除幕式を合わせて行った。

 

 全校児童による歓びの言葉「100年目の長橋の子」の呼びかけが行われ、同校の歴史を振り返り、最後に「長橋小学校を大切にしていきます」との声が響き渡った。

 

 代表を務めた久保田さんは、「100周年目の卒業生となれたことは嬉しい。生徒を代表して目録をもらう仕事がしっかりとできて良かった。クライミングボードは、火曜日からみんなで遊べる」と話した。

 

 ◎小樽市立長橋小学校(外部)