灯台擬人化プロジェクト“日和山灯台”キャラクター誕生

 一般社団法人海洋文化創造フォーラム(東京都港区・山本徹代表理事)が推進する、海と灯台プロジェクトの一環で、灯台擬人化プロジェクト燈の守り人(あかりのもりびと)製作委員会(東京都港区・波房克典プロデューサー)は、小樽市祝津の日和山灯台を擬人化したキャラクターを製作。

 

 12月1日(金)11:00から、同製作委員会・阪口あき子プ広報ロデューサーと小樽海上保安部・萩中広樹部長が出席し、海と灯台のまち認定証・燈の守り人キャラクター贈呈書の贈呈式が行われ、同時にキャラクター等画像データ・等身大パネル・ポスター30枚・横断幕・アクリルスタンド・担当声優サイン色紙・ボイスドラマ動画データも贈呈された。

 

 日本財団「海と日本プロジェクト」および「海と灯台プロジェクト」と連携し、2020(令和2)年10月、灯台に新たな歴史と文化価値を創出する活動として開始され、全国3,000基ある灯台のうち88基のキャラクターを目指し、本日の日和山灯台は45基目となり、道内では6基目のキャラクターが誕生。

 

 キャラクター名は日和山灯台の守り人で、140歳の天真爛漫な少年。口癖は「〜なのだ!」で、好きな食べ物はにしんの甘露煮。声優は春日さくらさん(青二プロダクション)が務めた。

 

 武器は巨大な浮き玉で、ニシン漁は祝津の海を語る上で欠かせない要素のため、明治〜大正時代にニシン漁で使われていた道具をモチーフにして、物語やキャラクターデザインにふんだんに取り入れた。灯台外観の紅白ボーダー模様を衣装に反映させ、守り人ピクトグラムは浮き玉。

 

 上石明副市長は、「日和山灯台は1883(明治16年)に建設され、140年の歴史がある古い灯台。灯台がある小樽祝津は景色も良く、小樽を象徴する景観。昭和のイメージの中で、改めて灯台の魅力を世代を超えて知ってもらう取り組みは重要。小樽のまちをさらに興味を持ってもらうために、しっかりと取り組み、全88基と連携して上手く活用できるよう知恵を絞って考え、人々の心に響くものとなれば」と期待を寄せた。

 

 萩中保安部長は、「素晴らしい取り組み。世代を超えた明るい取り組みで、アニメとコラボするなど、これをきっかけに小樽や海の魅力を皆さんに分かってもらいたい」と話した。

 

 阪口広報プロデューサーは、「ぜひ小樽市や市内企業に使ってもらいたい。ともに知られざる灯台の魅力や歴史、小樽市の魅力を全国に発信してもらい、そのために活用してもらいたい」と話した。

 

 燈の守り人の活動は、有名声優が登場するオリジナル脚本による音声ドラマ、有名声優による各灯台の概要説明する音声ガイド、LINE漫画他で縦読み漫画「燈の守り人正伝」を掲載。

 

 今後、キャラクター日和山灯台の守り人に関しては、地元自治体では自由に使用でき、市内の企業や個人は、事前に地元自治体に申請し自治体承認議、使用も可能。

 

 灯台記念日の11月1日〜8日「海と灯台ウィーク」に、小樽市でステーションを設置し、日本財団と海上保安庁が協力してポスター等で発信する予定。

 

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