第29回三浦明子ピアノ教室発表会 多彩なプログラムで魅了

 三浦明子ピアノ教室に通う生徒の成果を発表するピアノコンサート29thが、12月17日(日)13:00から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれた。

 

 幼稚園年中から大学生までの27名とその保護者5名を含む50歳~80歳代も出演し、1部はポップス&アンサンブル、2部はクラシックソロの2部構成で盛り沢山に開催された。

 

 ソロ・連弾・4人連弾など多彩に企画され、出演者にとって弾きたい曲・向上するために指示した曲・保護者などからの提案曲などを多数織り交ぜ、出演者は、本番に合わせて練習に励んだ成果を披露した。観客は、3時間半に渡るピアノ演奏会をじっくりと楽しんでいた。

 

 第1部は聞き覚えのある親しみやすい曲が多く、アニメの挿入歌などを演奏した。デビューを飾った最年少の葵陽さん(5)は、リトルマーメイドのアンダー・ザ・シーを演奏。桜月さん(小1)は、千と千尋の神隠しのいつでも何度でもを演奏。この曲を弾きたくてピアノを始めたという。

 

 マリオシリーズに登場するキノピオの衣装で登場した小1の睦樹さんは、スーパーマリオブラザーズのタイトルBGMを披露。

 

 同教室大人の学び直しレッスンの生徒5名がエントリー。鎌田親子は、ガーシュウィン作曲のラプソディ・イン・ブルーを、息ぴったりで連弾で演奏

 

 道下さん・江頭さん・箕原さん・鈴木さんのお母さん4名は宝島を連弾し、大きな拍手が送られていた。

 

 江頭家は、4歳~28歳にピアノを習っていた母親の美穂さんが3年前にピアノを再開し、長女の天さん(中2)・長男の刻さん(小5)・次男の煌さん(小4)と、回3回目の出演だという。

 

 天さんは、「いつもより緊張しなかった。札幌で劇団四季の“アンダー・ザ・シー”を観て、華やかでぜひ弾いてみたいと思い選んだ曲。来年は中3で受験生となり、ピアノを弾く時間も減ると思うがこれからも続けたい」と話し、美穂さんは、ベートーヴェンのソナタ「テンペスト」第3楽章を演奏し、「この曲は16歳の時に演奏した曲で35年ぶり」と笑顔で話していた。

 

 大学2年の道下さんは15歳から始めたピアノを10月に再開したそうで、「長く続けたい」と話していた。会場には、家族や祖父母らが子どもや孫の演奏に聴き入り成長を喜んでいた。

 

 指導者の三浦明子氏は、1994(平成6)年からピアノ講師を始め、毎年発表会を開催。来年は30年目の節目を迎え、「子どもたちの演奏はもちろん、保護者のお母さんたち、そして50歳~80歳代の大人の方々にも出演していただき、ピアノは年齢問わず生涯の友となり、人生を豊かにしてくれると改めて感じている。

 

 誰もがピアノを通じて友たちとなり、お互いに弾いて楽しんで良いと思う。来年は30周年になり、どうしたらもっとピアノの魅力を発信できるか、考えようと思う」と述べていた。

 

 ◎三浦明子ピアノ教室(外部)

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