小樽消費者協会 年末の食品を試買調査

 毎年、小樽消費者協会(花園2)調査部が中心となって、年末の時期に便乗値上げがないか市場やスーパーを調査し、今年は12月28日(木)に10店舗で食品試買調査を実施した。

 

 同協会会員10名が、市内の市場2件とスーパー8件で、正月用に使用する長ねぎ・ほうれん草・大根・三つ葉・竹の子水煮・里芋・ごぼう・人参・みかんの9品目を試買調査。鶏もも肉・豚肩ロース肉・たまごの3品目の見取り調査を行い、市役所(花園2)別館5階生活安全課執務室で、買取りした商品を持ち寄った。

 

 会員と生活安全課職員の協力で、試買した食品の産地や単価内容量表示は正しいか、根などを切り落として計量し、100g当たりの平均価格を出し、前もって試買調査した11月27(月)との対前月比と対前年比を割り出し、価格動向も調査した。

 

 三つ葉は先月382.2円(100g)だったが、今日は728.5円(100g)とかなり高くなっている。2022(令和4)年12月28日は737.5円(100g)でほぼ同額だった。長ねぎも価格が上昇。里芋・ごぼう・にんじんは前月よりも安くなり、里芋・ごぼうは昨年よりも安くなっている。

 

 毎年調査員を務めている会員は、「いつもは中国産の竹の子があるが、この時期になると中国産はなくなり国産が並ぶ。物価上昇している」と話していた。

 

 調査結果から、「前年に比べ平均価格は変わっていないが、長ねぎ・三つ葉が高くなっているのに比べ、根菜が安値なので価格が変わっていないように見えるが、全体的に値上がりが感じられる」と発表した。

 

 ◎小樽消費者協会(外部)

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